東京・檜原村 第2回 杉家具ワークショップ開催のお知らせ
2023年10月21日(土)に東京の檜原村で林業を営む「東京チェンソーズ」と杉家具ワークショップを共同開催します。
会場は、東京で(島しょ部をのぞく)で唯一の村として名高い檜原(ひのはら)村。 都心から2時間、村の9割が森林に囲まれている自然豊かなエリアです。
東京チェンソーズさんとのワークショップは2023年6月に続き、2回目の開催となります。前回行ったワークショップは、森の中で木に触れ、材料について学び、道具をつかってものづくりができ、私たち主催者側にとっても、とても気持ちのいい体験となりました。
午前中は森を歩きながら、東京チェンソーズのメンバーから、森と林業の話を伺います。その後、グループモノ・モノのメンバーからデザインの背景についてお話しします。その後、「筋交の効いた2WAYスツール」をノコギリとドライバーを使って作り上げます。木工だけでなく、材料のことも学べる贅沢なプログラムとなっています。普段なかなか聞くことのできない森林の話、これまでの林業の話、東京チェンソーズさんが描くこれからの林業の話も聞ける貴重な機会になるのではないでしょうか。
以下の写真は過去にグループモノ・モノで行ってきたワークショップの写真です。
「杉でつくる家具」は半日以上をかけてじっくり、ゆっくりと製作に取り組むので、達成感があると皆様に評価いただいています。完成したら自分の手で作った椅子に座って皆さんと交流会を行う時間がかけがえのないひとときです
ノコギリの仕組み、体の使い方のレクチャー。
アナログな道具たち。
材料の特徴の話。
のどかな風景。
お昼休み。
森の中でものづくりをしてみたい方、森や林業の話に興味がある方、ぜひご検討ください。
◎開催日:2023年10月21日(土) ※雨天の場合、会場を屋内に変更して決行
◎会 場:株式会社東京チェンソーズ所有林
◎集合場所:払沢の滝駐車場
〒190-0200東京都西多摩郡檜原村5554
※集合場所からは乗り合わせにて会場へ移動致します。
◎参加費:税込 16,500 円(当日現金にて決済)
◎定 員:10名(予約制)(最小催行人数:4名)
※定員になり次第締め切りとさせていただきます。
◎対 象:大人向けですが、小学生から参加できます。
※小学生が参加される際は、保護者の同席をお願いします。
◎服 装:長袖長ズボン、履き慣れたスニーカー
※山の中での開催となりますので、肌の露出がないようにしてください。
◎持ち物:飲み物、レジャーシート、防寒着(朝夕は少し肌寒いです)
◎申込締切日:お弁当をご希望の方は10/18(水)までにお申し込みください。
イベント参加については10/20(金)まで受付いたしますがお弁当はご自身でご用意ください。
◎共 催:株式会社東京チェンソーズ、有限会社モノ・モノ
◎タイムスケジュール
09:15 払沢の滝駐車場集合
09:15 – 09:40 挨拶、会場まで車で移動
09:40 – 10:20 山の散策(作業道を歩きながら森のこと、木のこと、林業のこと、東京チェンソーズの取り組みについての話)
10:20 – 10:50 書籍「杉でつくる家具」の背景について紹介
10:50 – 12:20 杉材の特徴の話、ノコギリレクチャー、材料カット
12:20 – 13:00 お昼休み
13:00 – 15:30 組み立て、サンドペーパー、仕上げ
15:30 – 16:00 焚き火を囲みながら交流会
16:00 – 16:30 払沢の滝駐車場へ移動・解散
※定員10名の予約制です。定員に達し次第締め切りとなりますので、ご参加を検討される方は、お早めにお申し込みください。
ご予約は東京チェンソーズのウェブサイトで。
◎ワークショップ課題
「筋交の効いた2WAYスツール」
サイズ:幅405×高330×奥行240mm
デザイン:KAKデザイングループ(1953年)
製作時間:約4時間、初級者向け
撮影:吉崎貴幸(提供:グラフィック社)
※お持ち帰り用の袋(有料)をご用意しています。
置き方を変えることで座面の高さが変わるスツールです。縦に置くと大人が座るのにちょうどいい高さに、横に倒すと子どもが座るのにちょうどいい高さになります。スツールとしてだけでなく、ソファの横に置くサイドテーブルにしたり、子どものお絵描き机にしたり、いろいろな使い方ができます。ただし、踏み台としては使用しないでください。
◎講師プロフィール
森の案内人担当:吉田尚樹(よしだ・なおき)
株式会社東京チェンソーズ 執行役員
1978年、東京都杉並区出身。アメリカ・マカレスター大学文化人類学部卒。外資系コンサルティング会社に8年勤務後、「社会と自分にとって意義のある仕事」を求め、2010年、東京チェンソーズに転職。苗木の植え付けや下草刈り、間伐、といった林業の現場作業を経験した後、現在は販売部門を統括。木を1本余すことなく使い切る“1本まるごと販売”では空間デザイナーや設計士と組んで都市部に“森”を届ける。プライベートでは檜原村・湯久保地区の眺めの良い家に家族4人暮らし。地域のお祭りに参加するのはもちろん、消防団にも所属する。
◎東京チェンソーズ ホームページ
ワークショップ担当:大沼勇樹(おおぬま・ゆうき)
DIYデザイナー(gyutto design代表)
1987 年山形県生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科を卒業後、東京都立城南職業能力開発センター 木工技術科で家具製作を学ぶ。2013 年、「使い手とともにつくる」をテーマに参加型の特注家具製作を行うブランド「gyutto design」を設立し、工具のおもしろさ、つくることの楽しさを伝える活動を続けている。書籍『杉でつくる家具』では作品製作・工程解説・撮影を担当。
ご予約は東京チェンソーズのウェブサイトで。