バッグ修理
今回はバッグの修理。
うちは、基本的にはオーダーメイドで製品を作ってるんですが、たまーに
「こんなん修理できますか?」
と、修理依頼が入ってきます。
正直、自分が作ったモノ以外の修理って、結構面倒くさい…。
いや、言い方が悪いな。
通常より手間がかかる。
とかなんとか言っても、結局断らないんですが(笑)
というのも、他社製品の修理って、とても勉強になるんです。
なので、よっぽどのモノじゃない限り、やらせていただきます♪
「よっぽど」の定義はないですけど(笑)
それに、当工房は長く愛着を持って、モノを使ってほしいという理念がありますので、直せばまだまだ使えるものは当然直します♪
今回は、バッグ2つ。
2つとも持ち手の修理です。
一つ目はアタッシュケース。
ヌメ革製品なんかでよく目にするドイツ発祥の有名メーカー、BREE社製。
バッグはよほど変な作り方、使い方をしていない限り、まず持ち手がやられます。
当然ですよね。
バッグ全体の重量を持ち手のみで支えて、さらに常に手の摩擦に晒されますから。
このバッグも持ち手の革がボロボロでした。
なので、修理というより、持ち手の作り変えです。
まず金具から外します。
で、ばらします。
ばらしてみて分かりましたが、この持ち手、革同士を接着してないんですね。
なんか意味があるのかな?
接着してる方が、作業性もよくて強度も出ると思うんだけど。
ま、とにかくばらしたこいつを、採寸して作り変えます。
あっ!っという間にできあがり(笑)
このパターンの持ち手はシンプルで作りやすいので、すぐ完成(笑)
作り変えたので、当然、色は合いません。
ま、使っていくうちに焼けたり手あかがついたりと、エイジングしていくので、いい感じに色が追いついていくと思います。
金具に取り付け、オイルを塗ってあげると、いい感じになりました♪
まだまだ現役。
是非、末永く使ってあげてください(*^_^*)
長くなったので、もう一個のバッグ修理は、次回に♪