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バッグ修理

2018.09.05 07:55

今回はバッグの修理。

うちは、基本的にはオーダーメイドで製品を作ってるんですが、たまーに

「こんなん修理できますか?」

と、修理依頼が入ってきます。

正直、自分が作ったモノ以外の修理って、結構面倒くさい…。

いや、言い方が悪いな。

通常より手間がかかる。


とかなんとか言っても、結局断らないんですが(笑)


というのも、他社製品の修理って、とても勉強になるんです。

なので、よっぽどのモノじゃない限り、やらせていただきます♪

「よっぽど」の定義はないですけど(笑)

それに、当工房は長く愛着を持って、モノを使ってほしいという理念がありますので、直せばまだまだ使えるものは当然直します♪

今回は、バッグ2つ。

2つとも持ち手の修理です。

一つ目はアタッシュケース。

ヌメ革製品なんかでよく目にするドイツ発祥の有名メーカー、BREE社製。


バッグはよほど変な作り方、使い方をしていない限り、まず持ち手がやられます。

当然ですよね。

バッグ全体の重量を持ち手のみで支えて、さらに常に手の摩擦に晒されますから。

このバッグも持ち手の革がボロボロでした。

なので、修理というより、持ち手の作り変えです。

まず金具から外します。

で、ばらします。

ばらしてみて分かりましたが、この持ち手、革同士を接着してないんですね。

なんか意味があるのかな?

接着してる方が、作業性もよくて強度も出ると思うんだけど。

ま、とにかくばらしたこいつを、採寸して作り変えます。


あっ!っという間にできあがり(笑)

このパターンの持ち手はシンプルで作りやすいので、すぐ完成(笑)

作り変えたので、当然、色は合いません。

ま、使っていくうちに焼けたり手あかがついたりと、エイジングしていくので、いい感じに色が追いついていくと思います。

金具に取り付け、オイルを塗ってあげると、いい感じになりました♪

まだまだ現役。

是非、末永く使ってあげてください(*^_^*)

長くなったので、もう一個のバッグ修理は、次回に♪