舞台で中国語
大阪・梅田芸術劇場で上演中の宝塚星組 ミュージカル『Thunderbolt Fantasy東離剣遊紀』とショー『Killer Rouge/星秀☆煌紅』を見てきました!この演目は10月に行われる台湾公演の試演。 作品中で中国語、台湾語を耳にすることができます!
まずお芝居の中には、七海ひろきさん演じる剣客・殤不患が「シャオビンをくれ」という一節。「シャオビン=焼餅」、日本の「お焼き」のような、旅の途中に食べるのにぴったりな軽食なんです。
ショーの中では娘役トップスター・綺咲愛里さんと二番手男役スター・礼真琴さんが中心となって中国語でロック調の曲を。 “爱上你的我”(アイシャンニーダウォー)というフレーズが聞き取れたので調べてみると、MP魔幻力量(英語名Magic Power、2017年解散)というグループの「天機」という曲でした。
アップテンポなので、原曲を聞いても正直歌詞は聞き取りづらい歌うのには難しい曲です。今回の舞台では慣れない中国語で、ハードに踊りながら歌っても息が乱れず、リズムもバッチリ、さすがです。「魑魅魍魎が跋扈する世界で、天に定められた運命で結ばれた二人。命を懸けて守るから、君の未来を俺に預けてみないか・・・」というような熱い歌詞!ただ、この曲、台湾でもそれほど知られていないらしく、なぜ今回選ばれたのかは・・・今のところ謎です。
もう一曲はしっとりした台湾民謡「望春風」。こちらは「ある程度の年齢なら知らない人はいない歌」というのは台湾の友人の言葉。たくさんの有名歌手がカバーしておられる曲ですが、ご紹介動画は私の好きな台湾歌手のバージョンを選んでみました。
この曲は台湾語で歌われているので、残念ながら私には全く聞き取れず字幕がたよりなのですが美しいメロディーですね。
今回は宝塚ショーの象徴的存在でもある大階段でトップスター・紅ゆずるさんが黒燕尾姿で朗々と歌い上げます。 実はこの曲、2015年に花組が台湾公演を行ったときにも歌われていました。宝塚in台湾のテーマ曲的存在になっていくのかもしれません。
そして、MCコーナーでは皆さんが只今猛特訓中!という中国語を披露して下さる一場面も。「難しい〜!」と言いながら、しっかり笑いに転化しておられます。さて、台湾ではどんなコーナーになるのでしょう?日本のファンも目が離せませんね。
今年の台湾公演、ぜひ行きたかったのですが、秋は繁忙期、泣く泣く断念となりました。が、台湾公演は「これからも定期的に行う」という話ですので次回を楽しみに・・・。行かれる皆さま、そして台湾の皆さま、土産話を楽しみに待っております!
宝塚歌劇台湾公演についての詳細はコチラ