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天竜楽市

鈴木青宵師作 皿出し茶器で天竜煎茶を淹れてみよう

2018.09.05 14:57

 天竜区下百古里に直透窯を開き、志都呂焼、伊波多焼の作陶をされている鈴木青宵師の皿出し茶器で天竜煎茶を淹れてみましょう!

 玉露などは、絞り出し急須を使うと、美味しく簡単に淹れられますが、蓋付きの茶器は高価ですし、急須離れも進む昨今、より手軽に高級茶を楽しめる茶器に注目が集っています。

 手の小さな女性でも扱いやすく、茶葉がなるべくこぼれ落ちないように鈴木青宵師が考案されたのが、この「皿出し茶器」です。

 それでは、この皿出し茶器を使って「さやまかおり」と「やぶきた」を淹れてみましょう。
 天竜では玉露、冠茶も作られていますが、品種ごとの香味を最大限に活かした手摘みの高級煎茶の産地として、この四年間に三度普通煎茶4kg(手摘み)部門で『農林水産大臣賞』を受賞、過去二年連続で『産地賞』も獲得しており、玉露、冠茶に引けをとらない宇治、八女と並ぶ日本を代表する高級茶葉産地として認知されるようになってきました。

 今年の農林水産大臣賞受賞茶と同じ畑で栽培された茶葉は細く美しく撚られています

 まずは湯冷ましで50℃程度まで湯温を下げます。

 茶の旨味、甘味成分であるアミノ酸(グルタミン酸、テアニン)等は低温でも抽出されますが、苦渋味成分(カテキン、カフェイン等)は高温で抽出されますので、低温で淹れることで旨味、甘味が引出されます。


 茶葉が浸るくらいまで冷ました湯を注ぎます

 一分ほど待ちます

 茶葉が膨らみ色も鮮やかになってきました

 茶杯に雫を注いでいきます

 最後の一滴まで出し切りましょう。最後の一滴が濃厚です。二煎目を美味しく飲むためにも出し切ってしまう方が良いのです。

 一煎淹れた後の茶葉は、まだ充分に開ききっていません。完全に開ききるまで四~五煎は美味しく淹れることが出来ます。

 高級煎茶の水色は金色透明。
 極浅蒸しの煎茶は茶葉が流れ出さないため、水色は薄く透明に近いほど良いとされていますが、鮮やかな山吹色や緑色も好まれます。


 香りが特徴の「さやまかおり」は高温で淹れた方が薫り立ちは良いですが、低温でも香りは良く、ジャスミン香と甘い柑橘香、口当りは豊かな旨味があり、苦味を感じるものの、フルーツライクな甘味が後から広がってきます。

 「やぶきた」も同様に50℃まで冷ました湯を茶葉が浸るくらいまで注ぎます。

 茶葉が膨らみ鮮やかな緑色になってきました

 茶杯に注いでいきます

 最後の一滴まで注ぎます

 透き通った美しい水色です。茶の成分には色はなく、見た目は薄い色でも香味は極めて濃厚です。

 旨味を感じさせる茹で野菜の香りに混じってうっすらと蘭の花香、僅かに若葉、薬草の香りがします。
 旨味は非常に強く、塩辛さを感じるほど。適度な渋味、苦味は次第に甘味に変わります。

 天竜茶は少し苦渋味もありますが、甘味や旨味にかき消されて消えていき、最後は甘味が余韻としていつまでも口の中に残る特徴があります。

 二煎目、三煎目と少しずつ温度を上げて淹れてみましょう。二煎目以降は待たずに、湯を注いだらすぐに出せます。

 二煎目、三煎目と香味が変化していきます。茶葉本来の深い味わいじっくりと愉しんで下さい。

 煎を重ねて香味の変化を楽しんだら、最後は皿に残った茶葉も食べることが出来ます。そのままでも、お好みでわさび醤油やポン酢を垂らしても…茶葉の栄養成分をまるごと美味しくいただくことが出来ます。

 天竜楽市二俣店では、皿出し茶器を使って最高級の天竜茶をいつでも試飲していただけます。