メシエ天体の一番目
ホームページに今まで撮りためたメシエ天体を載せようと思い、過去に撮影した1番を探してみると、ありましたがあまりにも画像がしょぼい。過去こんな写真を撮影していたんだと実感する。天体写真は日に日にスキルが積み重ねったいくので、他の写真に比べて、過去と現在の写真の質が非常にわかってしまう。今回もその一例です
ここまで書くのであれば、過去と現在の写真を並べてお見せするのが話の流れになると思いますが、恥ずかしいのでご勘弁を
今日お見せするM1は おうし座にある超新星の残骸です 通称 かに星雲と呼ばれています
楕円の星雲の中に、細かいフィラメント構造構造物が見られ、細かく見ると非常に美しい星雲です。最初に撮影した時は、このフィラメント構造があまり再現できていなくのっぺりしてました。
今回はこのあたりを克服しています。当時と器材が違うので同じようには比較できないですが
写真の質を左右するフィルターは、生産中止と聞いてやっと探して購入したフィルター
本当は52mmが欲しかったのでのですが、手に入らなくて48㎜です。52mmだと、レデュサーの前に取り付けれるのでいつもは52mm使用しています
今回は、ZWOのEOSアダプターの中に48mmフィルターが入るのでそこに入れて使用しました。冬場によく登場するEOSRaはこのアダプターを使用しないので、購入したフィルターが使用できません
今回購入したのは IDAS NBZ
HαとOⅢを透過させるフィルターになります
ある星雲と撮影したくて購入しましたが、今回はその星雲ではなM1でテスト撮影です。
普段使用している NB-1より、光の透過量が多く感じます。気のせいかもしれませんが
メインのHαとOⅢを透過させるのでいつもと違った感じの絵が出てきます
面白そうなフィールターなので今後もテストしたいと思ってます
画像処理は、PixInsightでほとんど行い、最後にPhotoshopで手直ししています
メシエ天体は110まであるので、こんな感じで手直ししながら撮影していったら何年かかるのだろうか?
地道にやっていきます
撮影データ
2023年9月23日
鏡筒 Vixen ED81SⅡ フラットナー+レデューサー
赤道儀 Vixen SX2
カメラ ZWO ASI 294MCPro 冷却温度-15℃
フィルター IDAS NBZ 48mmS
300秒 GAIN285 16枚 インテグレーション