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京都市桂坂 動物図鑑

クロアゲハ

2018.09.06 00:37

↑クロアゲハの幼虫

クロアゲハという名前はきっと多くの人が知っていると思いますが、似たアゲハにカラスアゲハというのがいます。

もし写真のような黒くて後ろ翅に赤い紋様のあるアゲハがひらひら飛んできたら「あ!クロアゲハだ」という人と「あ!カラスアゲハやんか」という人が半々ぐらいいるんじゃないかと思うほど、この2種類は区別が難しいしいです。

クロアゲハは艶消しの黒、カラスアガハは光線のかげんで錦に輝くキラキラの翅を持っているところがちょっと違うようで、私個人的には鳥のカラスに似た色調はクロアゲハに近いと思うから、両者の名前は逆の方が覚えやすいんじゃう?と考えるのですが、もう命名されてしまっているからどうしようもありません。

どうも桂坂のような市街地で多く見るのはクロアゲハの方らしいです。日陰に多く飛んでいるようです。だからこの蝶は私は「陰の公園と地元で呼ばれている?」天蓋公園でよく見かけていましたが、たまたま我が家の庭先の木陰にぶら下がって休んでいるところを写真に撮りました。ずっと動かないでカメラを接近させても逃げませんでしたから寝ているのかも、と思いました。

どうしたわけか、そのクロアゲハは夜になっても庭にいて、しかも網戸に止まっていましたので、もし網戸していなかったら家の中に入って来てくれたのかも知れません。

人懐っこいクロアゲハちゃんでした。


2020年の夏の暑い日、クロアゲハが桂坂の大枝中横の道の、クサギの花を飛ぶところを撮影して、スロー再生しました。

このアゲハがカラスアゲハかクロアゲハか、さんざん調べてクロアゲハのメスで夏型の個体だと判断しました。

飛ぶ様子をとくとご覧くださいませ。


こちら↑はクロアゲハのオスと思われる蝶の動画です。

2020年9月5日の午後5時頃、桂坂の天蓋公園付近でキバナコスモスの蜜を吸う様子を撮影しました。途中からスローモーションになります。

メスに比べて体は小さく、翅の表はぼぼ真っ黒。メスのように赤い紋が見られませんのでオスと判断しました。