心感デッサン
2018.09.06 14:40
『寒空』
枯れ葉一枚顔の横をすり抜けた
憐れな樣 そんな輩の顔の横を
最近では月明かりは冴えざえとして
黒の色彩に白雲がほっこり浮かぶ
街明かりに消された星々が
嘆く声が聞こえようか
寒空 体を走り抜ける冷えた疾風
首から全体痛い北風が
走り抜けてはまた走ってくる
この辺りは何もないから
拠り所へと歩調を速めるのだ
右手が冷たい 右手が冷たいのだ
悲しくも独り 寒空抱えて
今夜も独りとぼとぼ歩く
キラキラぼんぼりの灯りが水を照らす
何にしても変わらず思い出を
スクロールさせて
かさこそ枯れ葉を蹴って
見えない枯れ葉を蹴って
歩くのだ
降り積もる寒空を抱えて