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Casa Vinicola Casetta・Nicolello

2023.10.08 10:01

当主

エルネストさん

カーサ・ヴィニコーラ・カゼッタ・ニコレッロ

1900年初頭

ロエロ地区

ヴェッツァ・ダルバの丘陵地に

ワイナリー設立

畑は

ロエロ地区

バローロ村

バルバレスコ

トレイゾ村の

3か所

標高200~400m

南向き斜面に

広がる畑を

合計27ヘクタール所有

土壌は

マール(泥灰質)

ライムストーン石灰岩

粘土質

オーガニックの認定を受けた

有機肥料のみを使用


収穫、摘果、剪定、除草

すべて手作業

買いブドウは無いそうで

すべて自社畑

(ネッビオーロの葡萄)

The Green Experienceに参加

(グリーンエクスペリエンスは、革新的かつ、自然にやさしい方法で畑の管理を行い、花粉を受粉してくれる昆虫たちを畑に放ったり、ハーブや花を畑に植えたり、鳥が巣を作りやすい環境を作るなどの活動を行う)


2023年は

収量が減ったものの

グレイトヴィンテージだそう

(除草剤不使用のグリーンカーペット)

畑見学が終わって

蔵に到着

左が、カゼッタ

右が、ニコレッロ

(輸出国やインポーター別にエチケットを変えているだけで、中身は同じだそうです)

木村屋酒店も定番で販売させて頂いてまして

お客様からリピートがあるんですよ

でも

ピエモンテ州の熟成された年代物ワインは

高額なものが多いですよね?

こちらは常に

良心的な価格なばかりですが

その理由はなんですか?

(訪問するまで、買い葡萄・機械摘み・etc、生産効率のよい蔵と思っていた)

「うーん、美味しく熟成されたものを、よりよい価格で飲んでほしいからかなあ、あはは」

清潔な

(地酒も地焼酎も、どの蔵人も口を揃えて「一番重要な点」とおっしゃる)

蔵の内部

10基のステンレスタンク

最新の

温度調整式

(かけるところには、コストをしっかりかけておられました)

一方

昔ながらの

コンクリートタンクも

現役

口当たりの柔らかさが増す上に、旨味や複雑味を増す効果を得られる

そうです

一次発酵を終えた

ワインは

地下に移動されて

この様々な

大樽にて

熟成されます

正に

ピエモンテ州の伝統

古いものは

70年~80年

大きさは

1000リットル~5200リットル

バローロは

36か月熟成させて

さらに

ステンレスタンクで

30か月熟成させるそうです

畑の区画によっては

小樽でも熟成させて

大樽のものと

ブレンドするとのこと

右、5200リットル

左、1000リットル

上級ワイン

2021年

バローロ ラ・セッラ

熟成中

48か月~72か月の

熟成が終わると

瓶詰めして

このように瓶熟成に入ります

バローロ 2011年

バローロ  1999年

バルバレスコ 1986年

フツーに

販売するそうです

膨大な

古酒のストックでした

醸造担当(ワインメーカー)

のミケーレさん登場

ん?

エルネストさんの手に

一本のストックワインが・・・

今から飲みましょう

げなよ(嬉)

見学終わって

テイスティングルームへ

移動

1982年までは

このエチケットだったそうです

(このデザイン、かっこよいなあ)

準備が

できると

カーラさんが

1本目を開けてくれる

ロエロ アルネイス ヴィーニャ・ポディオ  ¥3630


発酵は、ステンレスタンク

熟成は、オーク樽熟成 12カ月(225L、新樽比率50%)

瓶熟成6カ月以上

ペラヴェルガ・コッリーネ・サルッツェージ   取扱無し


初めて飲んだ ペラヴェルガ100%

発酵は、ステンレスタンク

熟成も、ステンレスタンク6カ月後、瓶熟成を6カ月

フレッシュで、スムースで

美味しですねえ、と感想を言うと

ペラヴェルガは

今ではほとんど栽培されていない葡萄品種で、1500年代はピエモンテでよく栽培されていたけど、ネッビオーロに押されて衰退したらしく、それを復活させたんだよ

と、この葡萄の想いを情熱的に伺いました

次は

エルネストさん自ら

開けていただいた

バローロ 2013年  ¥6160


醗酵は、ステンレスタンクで主発酵ののちMFL醗酵

熟成は、5200リットルのオーク樽で40カ月、その後ステンレスタンクで44カ月

その後、24か月瓶熟成

色合いがいいですよね

縁には熟成からみられるオレンジっぽい色に

深みのあるガーネット色

タンニンが綺麗で

ややフレッシュさも残っており

なんといっても余韻が長い

ペロリ

こちらは

バローロ 上級のリゼルバ 2009年   ¥10120


英国 デキャンター誌

ベストバローロ賞 プラチナ95点

獲得したそうです 

醗酵は、ステンレスタンクで主発酵ののちMFL醗酵

熟成は、5200リットルのオーク樽で48カ月、その後ステンレスタンクで48カ月

その後、36か月瓶熟成

和やかに

テイスティングも進んで

ちょっと

酔いが回ったところで

日本からの

お土産をお渡し

私たちからもプレゼントだよ、と

先程飲んだバローロ 上級のリゼルバ 2009年

ペラヴェルガ・コッリーネ・サルッツェージ を

頂いたので

記念に2本とも

サインを頂く

もちろん

ミケーレさんにも

みなさま

たいへん大変お世話になりました

そして

ありがとうございました

森があって畑があって

アルバは、ほんとに

いいとこだったなあ