懐かしQBQパーフェクトガイドＶｏｌ．２

2018.09.08 01:00

前回に引き続き、「懐かしファミコンパーフェクトガイド」について触れていきます。

「懐かしファミコンパーフェクトガイド」の前半はカラーページなのですが、後半はモノクロページに突入します。

このモノクロページのメインとなる企画として「なつかしの名作ファミコンゲーム列伝」というコーナーがあります。

「懐かしパーフェクトガイド」にもモノクロページに「神ってるゲーム列伝」というコーナーがあり、同じような内容を扱っていますので、出版元が違っても「懐かしパーフェクトガイド」が「懐かしファミコンパーフェクトガイド」などのゲーム機別のパーフェクトガイドの後継雑誌であることは、簡単にわかります。

「名作」を扱うコーナーですから、当然ながら、書いているライターはそのゲームの内容を熟知した上で書かれていると思うのですが、その内容にちょっと疑問符をつけたくなりました。

すでに本をお持ちの方は、72ページを開いてください。

『エキサイトバイク』が紹介されています。

この記事の冒頭部分は、このようになっています。

「任天堂から4作目のファミコンソフトとして発売されたレースゲーム」？？

4作目のファミコンソフトは『五目ならべ連珠』なのでは？

レースゲームの4作目と考えると……『Ｆ１レース』に次いで2作目？？

とにかく、この「4作目」が何なのかよくわかりません。

そして、この文章、既視感があったんですよ。

時系列的には「懐かしファミコンパーフェクトガイド」の約1年後に発売された「本当に面白いファミコン神ゲーベスト１００」という本があるのですが、この本の68ページにある『エキサイトバイク』の文章の冒頭がこんな感じなんです。

「任天堂から4作目のファミコンソフトとして発売されたレースゲーム」？？

「本当に面白いファミコン神ゲーベスト１００」はボクが素材提供をしたうえで、一部の原稿を書いている本なので、上記の文章は本が発売されてから読んだわけではなく、校正の時に目についた間違いなので、はっきりと間違いを指摘していたのですが、なぜかそのままの原稿が掲載されていました。

ＱＢＱさんの編集は、ボクの原稿に関しては勝手に手を入れて適当な文章に変えてしまうのに、この間違った文章には、間違っていることを指摘してもそのままで通してしまうという頭のおかしいことをやっているわけですが、これって、同じ人が書いた原稿なんですかね。

そうなると、両方の本に関わっているライターは「ジャンヤー宇都」さん、「広田こうじ」さん、「小島チューリップ」さんの誰か、ということですかね。

両方の本を持っている人は、『エキサイトバイク』のページを見比べて欲しいんですけど、「懐かしファミコンパーフェクトガイド」の『エキサイトバイク』の内容を圧縮すると「本当に面白いファミコン神ゲーベスト１００」の『エキサイトバイク』の内容になってしまうんですよ。

原稿の使い回しみたいなことをやるのは別に構いませんけど、最低限、間違いについてはしっかりと直さないもんなんですかね？

一応、「4作目」について調べてみたんですけど、もしかして、ゲームボーイアドバンス向けに発売されたファミコンミニの4番が『エキサイトバイク』だから、この勘違いが発生したのでは、と想像してみたのですが、実際のところ、どんな感じなのでしょうか。

ちなみに、「懐かしファミコンパーフェクトガイド」の『エキサイトバイク』の隣のページにある『バルーンファイト』の説明では、「任天堂が発売した6本目のファミコンソフト」と書かれているのですが、これについては何とも説明がつかないわけで……。

もしかして、「発売した〇本目の～」みたいな原稿は全部同じライターさんなのかな。

こちらも試しに「本当に面白いファミコン神ゲーベスト１００」を調べてみたところ、２８ページの『バルーンファイト』の説明には同様の文章はなかったのですが、校正紙を見てみたら「任天堂が発売した6本目のファミコンソフト」となっていたので、一応、間違いを直すこともあるのね、と感心。

皆さんも、本を見比べて、似た内容があったら検証してみてくださいね。

ＱＢＱさんの公式サイト

ＱＢＱが編集しているゲーム本（紹介した本を追加していく予定です）

パッケージゲームを死ぬまで遊ぶログ（略称：パケログ）