【ビジネス ニュース】　平成二十八年一月十三日から十五日まで東京・有明で『第二回 ウェアラブルＥＸＰＯ／リード エグジビション ジャパン』が開催された。前回の記事「ウェアラブルEXPO｜指輪にICタグ・即ストレス チェック・導電ウェア」に引き続き、第二報として三社をフォーカスする。

　

　偏光利用機器（LCOSプロジェクター、光学ピックアップ、3D等）向けに偏光操作のキーデバイスを提供するカラーリンク・ジャパン（代取：佐藤嘉高）は、新製品「超小型プロジェクションモジュール」を展示した。こちらは、ディスプレイの高解像度化に伴ったHD高精彩画質が要求される場面で活躍する。指に乗る程の超小型サイズで、あらゆる機器への組込みを可能にする点が特徴だ。「0.26“LCoSパネル」の採用によ、り超小型サイズながらも解像度720P（HD画質）を実現している。プレゼンや現場指導等の新たな可能性を秘めた製品ではないだろうか。

＜布のヒーター＞

　布製ヒーターを開発する三機コンシス（代取：松本安正）は、世界初の新製品「HOTOPIA」「ウェアラブル伸縮電線」の二製品を展示した。前者は、ウェアラブルの布ヒーターでニットとメッシュの二型だ。温度と柔らかさに拘りをみせ、ヒーターと思わせない程に研究した。また伸縮性と通気性を兼ね備えている。ニット型は、表裏の生地が独立しているタメ、電気的に絶縁されている。メッシュ型は向こう側が透ける程の薄さで、通電すると暖かくなるのが早く柔らかい。外現場や介護等の多岐に亘る場面が想定されるだろう。

＜頭部から運動データを採る＞

　最後は、北里大学（学長：小林弘祐）がベンチャーとして仕掛けるPOSH WELLNESS LABORATORY（統括責任者：根武谷吾）のブース。同大は、三病院と十以上の研究所を経営する。同社は、電気インピーダンス技術を核とし、ヘルスケア分野に特化したウェアラブルソリューションを提供する。併設されたリアルデザイン（代取：布川憲司）の参考出品「duranta MOTION」が、スポーツを行うビジネスマンに向いているだろう。

同製品は、高精度の体動捕捉センサーで、頭部に装着するウェアラブル製品だ。選手等のパフォーマンスを最大限に発揮させるタメに、頭部の動きを把握するモノ。頭部の動きから、身体動作を判読するという。下の写真にある通り、場面想定は水泳・自転車・ゴルフ。スイムキャップやヘルメット、キャップ、サンバイザーに同製品を組み込む。そして本センサーは、以下を捕捉できる。本センサは特許出願済みなので、査定通過の後に商品化が待たれる。

1. 高精度の心拍捕捉昨日
2. 頭部の動作から、手のストローク数を読み取る
3. ラップタイプの検出
4. ペダル回転数
5. 頭部の位置
6. スタンスからのテイクバック
7. スイング開始
8. ヒッティング
9. フォロースルー

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『第二回 ウェアラブルＥＸＰＯ／リード エグジビション ジャパン㈱』

撮影・記事：金剛

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