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大災害を目の当たりにして

2018.09.07 01:10

関西の豪雨、北海道の地震。今まで見たこともない広範囲の山崩れや液状化した道路などをまざまざと見せつけられると、自然のもつ脅威、人間の弱さを思わずにいられません。


あたりまえに思える日常、ありきたりな毎日。朝起きて明かりをつけて、ガスコンロでお湯を沸かして、コーヒーを入れて、新聞を読む。あるいは、ガソリンスタンドでガソリンを給油し、ドライブに行って、レストランでおいしい食事を楽しむ。そのような人間が築いてきた文明・文化は、地球46億年の歴史に比べれば、ある意味地球の表面に張る薄氷のようなものです。大いなる自然の力に抗うだけの力を、そもそも人間はもってはいないのです。


関西空港の1本しかない連絡橋、北海道の電力の大半をまかなっていた発電所、いざというときを想定した備え(バックアップ)というものが本当に大切なのだと思わずにはいられません。


「まさか、こんなことが起きるとは思っていなかった。」と口をそろえる今回のような大規模災害。「人間が自然を支配しているのではなく、ちっぽけな力しかもっていない人間は、自然からいろいろ拝借しながら、自然とおりあいをつけてなんとか生活している」。そういう認識から始めれば、「もしかしたら、こんなことになるんじゃないか」という想像力は、恐竜でさえ絶滅してしまうような過酷な環境を越えて生き延びてきた進化の先にいるわれわれには、備わっているようにも思えます。


被災されたみなさま、心よりお見舞申し上げます。そして、電気はじめ一刻も早いインフラの復旧を心からお祈りしております。


Photo by Joshua Clay on Unsplash