FXには「おいしい時間」があるんです!(覚えよう1)
トレーダーのハロちゃんです、今日はFXをするにあたって知っておくと良い時間を紹介したいと思います。
FXの大きなメリットとして「24時間取引ができること」が挙げられます。
土日を除いて毎日24時間取引できるので、私たち個人投資家でも好きな時間に取引ができます。
外国為替市場が24時間眠らないのは、世界各国どこかの市場が開いているからです。
取引に参加している各国それぞれの取引量の大小によって、24時間の取引量にいくつもの凸凹が出てくるわけですね。
それがそのまま為替市場の活気に反映します。つまり、時間帯によって相場の活気というものは全然違うんです。
FXは24時間取引可能ですが、「いつ取引をしてもよい」という訳ではないんですよね。
初心者の方などは目の前の相場に動きがなくてもつい取引したい気持ちが先走りエントリーしてしまったりしますが、特にヨーロッパ市場やニューヨーク市場がオープンした時や、締め切り時間を持つイベントでなど、取引前に押さえておかないと、思ってもみない方向に進んでしまうことがありますので、まずは為替市場のおいしい時間を知り戦略的な感覚を身につけることをおすすめします。
それでは、時間帯別の違いを簡単に追っていきましょう。
※夏時間・冬時間で1時間程度前後します。
時計東京 6:00(ウェリントン 9:00)
おはようございます!朝日を浴びて目を覚ましましょう!
朝早いですが、ニュージーランド(NZ)で毎月発表される政策金利はこの時間。日付変更線に近いNZですから、他の経済指標発表も東京からすれば朝早いです。
そして、スワップポイントが発生するのがほぼこの時刻です。スワップポイント狙いの方には、朝から山場がやってきますね。
時計東京 8:30
この時間の主役は日本。日本の重要指標が発表される時間です。発表がこの時間なのは、午前9時の株式市場開場に合わせて取引を活発化させるためと言われています。
時計東京 9:55
日本の銀行の「仲値」が発表されます。仲値というのは銀行の窓口などで両替をする際の基準レート。企業の決済日になる5、10がつく日は、大量のドル買い注文が出ることもあるので要注意ですね。
時計東京 10:30(シドニー 11:30)
高金利国として目が離せないオーストラリアの経済指標が発表される時間帯です。せっかく貯めたスワップポイントが為替差損で水の泡、では困ります。豪ドルファンは要チェック。主婦トレーダーの方も家事が一段落したなら、相場の動きに注目する価値ありですね。
時計東京 12:00
ランチタイム。相場も非常にまったり、ハッキリ言って眠くなりますが、お仕事の方はお昼休みのここを利用して、主婦の方はお買い物に出かけるまでのひと時で、相場の振り返りと今後の分析、取引プランのチェックをしておくことができますね。
時計東京 15:00(ロンドン 7:00)
そろそろヨーロッパ勢があくびをしながら取引に参加し始める頃です。このあたりから相場も次第に活性化。次第に「雰囲気」が出てきますよ。ヨーロッパ市場は、世界最大のロンドン市場を中心とした巨大な市場です。
時計東京 17:30(ロンドン 9:30)
さあ、盛り上がってくる時間です。お仕事を終えた方はいよいよ参戦ですね!
17:30にはイギリスの重要な経済指標が発表されることが多く、サプライズがあれば相場は大きく動きます。
さらに18:00には、ユーロ圏の経済指標の発表です。17:30からのこの時間帯がその後の流れを決めることもあります。
時計東京 21:30(ニューヨーク 8:30)
さあ、自宅でひと息ついたこの頃からがちょうど為替相場の一番アツい時間。本格参戦ですよ!テクニカル重視の方もここは無視できないところ。「FXのゴールデンタイム」とも言われる時間帯です。
アメリカの重要経済指標が目白押しで、特に注目度の高い雇用統計や貿易収支はそれまでの流れを一気に変えてしまうこともあります。極めて重要な時間帯で、発表1時間ぐらい前からレートが激しく動き始めます。「相場って生きものだなあ」と目に見えてわかる時間帯です。
ここは「腕が鳴るぜ」と思う方、米ドル/円で短期トレードをしてみたい!という方は絶対外せない時間帯です。でも「ハラハラしちゃう」という方は無理する必要はありません。アメリカの雇用統計発表は日本時間では金曜の夜。激しく動くチャートを眺めながら晩酌でも楽しんでしまいましょう。
時計東京 23:00(ニューヨーク 10:00)
実はこの時間帯も、中古住宅販売成約、消費者信頼感指数、景況指数など注目度の高いアメリカの指標発表があります。まだまだアツい時間ですね。
時計東京 25:00(ニューヨーク 12:00)
ちょっと夜更かしできる日は、ニューヨークが午前の取引を終えるこの時間帯の相場に注目してみるのもよいかもしれません。市場の動きを見極められたら明日の幸運を願っておやすみなさいzzzz
時計東京 6:00(ニューヨーク 17:00)
朝です。おはようございます!再びやってきたこの時間は「ニューヨーククローズ」の時間帯でもあります。特に週末のニューヨーククローズは「手仕舞い」する投資家が多いため相場が活発に動きます。週末だって早起きさ!という方はチェックするとおいしいかも知れません♪
「24時間取引できる」と言っても、ずっとチャート画面にかじりついているわけにもいきませんし、その必要もないのですね。幸い日本人にとっては仕事のあとにひと息ついた頃がFX取引の「おいしい時間」というわけです。
あくまでも、どの時間に取引するかは自由です。相場の活気づく時間帯をわかったうえで、なおかつ自分の投資スタイルを守っていけるなら、あなたのFXライフは盤石ですね。