手数料だけで株主優待を手に入れる!?(リスク低)
証券会社の口座を持っていて、信用取引もできるようになっている皆さんに、ちょっとせこいけどやや儲かる方法をご紹介します。
株主優待をもらう権利を手に入れるには、会社の決算時期や半期が終わる時期に株を持っていることが必要ですが、これを「権利確定日」といって、権利確定日に株主優待を実施している企業の株を持っていれば、株主優待がもらえます。
ということは、権利確定日にだけ株を持っていれば、1日だけの保有であっても株主優待が手に入るという方法です。
3月末が決算の企業だと9月末が半期になるので、年に2回株主優待をしている企業なら、9月末も株主優待を取得するチャンスです。
方法はこちら
権利確定日の前日に1から6を実行する。
この流れで取引することで、株の売買手数料だけで株主優待を手に入れることができます。
2と3で注文する株数は必ず同じにしてください。
文章だけだと分かりにくいと思いますので、図解しますね。
株式市場が開いていない時間帯に注文することで、手数料がどうなるのか気になるかもしれません。
この場合の証券会社の手数料は、株の取引があった日に対して掛かってくるので、
前日の夜などに注文した分の手数料は、翌営業日に発生します。
仮に、2018年9月1日の23時頃に注文した場合は、翌営業日の9月2日の手数料になると思ってください。
決して、2日分の手数料がかかることはありませんので、その点は心配なさらなくても大丈夫ですよ。
株を買うのはイメージできると思いますが、空売りはイメージしにくいですよね。
空売りすると、自分自身は株を持っていないけど、証券会社から株を借りて売りの注文をすることができます。
借りている状態なので、いずれは返さないといけませんよね。
返す時は「買い」の注文をすることになります。
空売りって、株を売る権利を手に入れて、実際に売りの取引をしているという感じなんですよね。
仮に、株価が1,000円の状態で空売りの注文をした場合、株価が900円に下がった場合は100円の利益が出ます。
逆に株価が1,100円に値上がりした場合は100円の損失ですね。
普通に株を買うのと全く逆になります。
「売り」から始まっている取引なので、こうなるのは当然ですけどね。
株を買って、同じ株を空売りすると、手数料だけで株主優待を取得できますよ。
例えば、100株持っていると株主優待の権利が手に入る場合は、
同じ銘柄の株を100株買った上に、100株空売りします。
取引して優待の権利を手に入れたら、そのまま持ち続けてもしかたないので、手放したいですよね。
そこで必要な取引が現渡(げんわたし)です。
空売りした株は、証券会社に返済しないといけません。
買い注文することで返済できますが、既に現物の株を持っていますよね。
既に持っている株を証券会社に引き渡すことで返済ができます。
これができるのも同じ株数を「買」と「売」で持っているから。
この一連の流れが現渡です。
現渡するには手数料が一切掛かりませんので、株主優待を取得する時には欠かせない取引ですよ。
現渡を使わず、買った株を売る注文と空売りした株を返済する注文をしても同じ結果になりますけど、その場合は売買手数料が掛かってしまいます。
売買手数料が2倍になってしまうので、どのみち同じ結果になるなら現渡を使って、手数料を節約しましょう。
投資に興味のない人もこんな裏ワザを知ったら貰えるものは貰っとこ!と始める人もいるのでは?
口座開設は私はSBIをおすすめします、SBI証券ではひふみ投信をイデコに組み込めますからね、この辺の話はまたゆっくりしたいと思います。