ピティナステップを終えて
この度は台風21号により、被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げますとともに一日も早く平常が戻る事を願っております。
9月2日日曜日、大阪泉南秋季地区ステップが無事に終了致しました。
今回は98名の参加者が集まりました。
アドバイザーには多喜美穂先生、保坂千里先生、徳あおい先生、山添裕美先生にお越し頂きました。
先生方には参加者の皆さんにご講評を下さいました。
まず山添先生が音楽の三要素について、そしてご自身の息子さんが大学生になり家からいなくなった時にさみしくなった、その時に子供の音は宝物でしたというお話。
これには私は自分の未来を重ねてしまい、想像してうるっときてしまいました。
そして保坂先生は、拍子を感じて弾くこと→左手の使い方や三拍子にもっと慣れることというお話。これにもそうだなぁ、と思わず頷いてしまいました。
徳先生は音楽は時空を旅している、呼吸や休符の種類をよく考えて演奏することというお話。演奏が上達する上での素敵なお話でした。
最後の多喜先生にはフレーズのまとめ方について、音楽は時間の芸術なので音楽が足踏みしてしまわないように和声を感じながらメロディをのせるというお話をして頂きました。
そして多喜先生にはトークコンサートでは生徒さんに馴染みのある、「アラベスク」から始まり、ギロックの「舞曲」「サラバンド」など、作曲家がこんな左手の伴奏にした理由を考えて演奏してみると曲を分析することができるというお話を聞かせて頂きました。その後で演奏して下さった、バルトークの「ルーマニアンダンス」も久石譲の「君をのせて」も考えられた左手の演奏に綺麗な音色が重なっていて素敵でした。
一日を通してアドバイザーの先生方にたくさんいいお話を伺う事ができて、エネルギーをもらい、また明日からのレッスンで早速役に立てていこうと思える一日でした。
先生方、ありがとうございました。
また今回は室内楽アンサンブルはございませんでしたが、キーボードオーケストラとの協奏曲体験を実施しました。アドバイザーの保坂先生の編曲・指揮で13名の生徒が、「スターウォーズ」「アラベスク」「仮面舞踏会」「人生のメリーゴーランド」など挑戦しました。私はキーボードオーケストラの団員として、そして演奏で参加した生徒の指導者としてまたアンサンブルの楽しさを実感することができました。
興味を持たれた方は是非来年、挑戦してみて下さい。
来年は9月1日(日)に同じく泉の森レセプションホールに於きまして、大阪泉南秋季ステップを開催します。
また来年もお会いできますことをスタッフ一同、楽しみにお待ちしております。
ありがとうございました。
関空ひこうき雲ステーション代表
川越智子