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勝手に比較!住宅の設備・建材まとめてみました!~洗面台鏡編

2023.10.12 03:00

家族みんなが使いやすい

家族のみんなが毎日使う洗面台。使いやすい鏡があると、日々の暮らしが快適になる



使いやすい鏡で朝の身支度がスマートに
顔うつりのよい照明にも注目

歯磨きから身支度まで、さまざまな目的で洗面台を使う機会は多い。歯を磨く、ヒゲを剃る、コンタクトを装着するなどに加え、最近では洗面台で化粧や身支度をする人が増えている。家族の誰もが、どんなシーンでも使いやすい鏡を選びたいものだ。

使い勝手がよいのは、3面鏡など鏡の面が複数あり、なおかつ、鏡の向きを変えられるもの。左右どちらからでも開くものや、鏡を手前に引き出せるなど、使いやすい工夫を施した鏡がある。横顔や後ろ姿を見やすく、ヘアセットのときにも便利。鏡を引き寄せて、身をかがめずに近くで鏡を使えると、メイクの細かい作業も楽な姿勢でできる。

使いやすい鏡にするには、照明も大切だ。これまでの照明では、明るさが足りない、顔に影ができるなど、化粧をするには不向きだった。最近は、省エネで長寿命なLED照明が主流。明るさがアップしただけでなく、顔に影をつくらないように配置され、顔全体を均一に照らす。



洗面台鏡のポイント



【知っておこう!】収納力も兼ね備えているミラーキャビネット

ミラーキャビネットは、鏡の裏側が収納になっているもの。歯ブラシやメイク道具などの小物の収納に適している。洗面台で使うこまごましたものを収納でき、扉を閉めると、鏡になる。

濡れたものを置けるステンレス製の網棚や、美容家電などを充電しながらしまえるコンセント付きの棚など、実用性を考慮したタイプも。

ミラーキャビネットは収納プランの一部となる。鏡の使いやすさと合わせて、収納としての役割も考えて選びたい。

▲多面鏡の裏はたっぷりの収納スペースになっている

写真提供/ LIXIL



【豆知識】設置できる鏡のタイプは間口によって違う

洗面台の間口によって、設置できる鏡のタイプは異なる。多くの場合、3面鏡の設置は間口750㎜以上が条件。それより狭い洗面台では1面鏡か2面鏡となることが多い。

3面鏡は、鏡の角度を変えられるので、顔の両サイドや頭の後ろ側を見られるなど、メイクや身支度がしやすい。

1面鏡は1枚の鏡を大きく使ったもの。すっきりした印象になり、洗面台を広く見せてくれるメリットがある。



洗面台鏡(ミラーキャビネット)のいろいろ

《使いやすい鏡》

スウィング三面鏡(TOTO)

便利な両開きの鏡扉

左右どちらにも開き、袖鏡2枚を内側に向けると合わせ鏡になる。手前に引き出して使うこともできる。


ミラー5枚の3面鏡(トクラス)

5通りの使い方ができる

両サイドの鏡はWミラー。鏡は5枚あり、合わせ鏡にしたり、ふたり同時に使ったり、いろいろな使い方ができる。


全身チェックミラー(クリナップ)

トールキャビネットの鏡

サイドキャビネットにつくる大型のミラー。外出前の身だしなみチェックなど、全身を映せて便利。


ミドルミラー(タカラスタンダード)

子どもの目線に鏡を

カウンターとミラーの間のスペースをミラー仕様にすると、子どもでも鏡を見られる。空間を広く見せる効果も。


汚れシャットミラー(パナソニック)

汚れをはじき、くもりにくい

はっ水・はつ油性で汚れをはじく。さっと拭くだけできれいになる。くもり止め効果あり。


くもり止めコート(LIXIL)

電気を使わない

ヒーターを使わずにくもりを抑える。消費電力なし、消し忘れの心配もない。



《明るい照明》

LEDライン照明(LIXIL)

スッキリデザイン

横方向だけでなく、広範囲を照らすLED。場面に合わせて明るさを3段階調整できる。


美ルック ツインラインLED照明(パナソニック)

肌の色を引き立てる

縦型2本の照明で、顔に影をつくらない。より自然な肌色に見える照明を採用。


ビテラスミラー(クリナップ)

鏡にLEDを内蔵

鏡に内蔵された2本のLED。鏡面には凹凸がなく、スタイリッシュで、お手入れも簡単。



リフォマガ2023年4月号掲載