『一歩ずつでは夢はかなわない』(脳機能コラム)
スコトーマって知っていますか?
私たちは小さなことからコツコツと、そうやって一歩一歩着実に階段を上っていくから頂上にたどりつけると皆教わってきています。
いわゆるステップバイステップです。
でもはっきり言ってしまえば、それでは夢が叶わないことははっきりしています。
もし一歩一歩階段を上って行くのが正しいのならば、ほとんどの人が夢を叶えていないとおかしいですよね。
でも残念ながら多くの人が夢を叶えていません。
ということは、一歩一歩方式は駄目だということになります。
そもそも、誰か一歩一歩方式の夢の叶え方を教えてくれた人がいるとして、その人は自分の夢を叶えていますか?・・・多分叶えていないと思います。
叶えたこともない人がなぜ一歩一歩が正しいと言えるのかはいささか疑問ですよね。
夢を叶えた人のインタビューなど読むとどこかで必ず普通じゃない発想や行動しています。
それがあるから成功するのです。
その逆に夢を手にできない人は最後までずっと一歩一歩ですね。
これは裏を介せば勝負をしなかったと言うことになります。
では勝負とは何でしょうか?
それはこれまで1度もやったことがないけどやってみたいと思ったことをすることです。
例えて言うなら遠くまでははっきり見通せる塗装された道を歩くのではなく、目の前もよく見えない霧の中に1歩踏み出すことです。
多分不安でいっぱいですよね。
もし道がなかったらどうするの?
崖があったらどうするの?と思うでしょう。でも、心配いりません。
道は歩いていれば見えるようになります。崖があれば落ちればいいんです。
落ち切ったら上がってきてください。
反対に舗装された道だって突然穴が開く事って結構ありませんか?と私は聞きたいです。
実は塗装された道も霧の中の道も同じなのです。違いはあなたがその道を見慣れているかどうかだけ。
要はスコトーマの原理なのです。
スコトーマとは盲点のことで人は自分が見たいと思ったものしか見えないのです。
例えば、夫婦で街を歩いていても興味を引くものは違います。ご主人は紳士靴の店や居酒屋などがどこにあったか多分わかると思います。
一方あなたはドラッグストアやセールをしている店がどこにあったか覚えているでしょう。
同じ景色を見ていながら見えるものは人によって違うのです。
霧の中を歩くとは、いつもとは違う興味で世界を見てくださいと言うことです。
でも人はどうしてもいつもの癖で世界を見るので、なかなか新しい世界は見えてきません。
それでもその興味を持続させれば、ある日突然、明確に風景は見えてきます。
これが本当の夢の叶え方です。
叶いそうもない大きな夢を持ってください。最初はどうしていいかわからないでしょうが、ある日突然、急に道が見えるようになります。
こうやれば、誰でも夢は叶いますよ。