寒暖差アレルギー
明け方になると、布団に愛猫が潜り込んで来るようになりました。
暑い暑い夏がようやく終わるかなと思ったら、涼しいを一気に通り越してしまいましたね。
こうなると増えるのが、寒暖差アレルギーです。
私自身もそうです。
暖かいところから寒いところへ出ると、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの症状が出ます。
寒さ対策をすれば解消するかというとそうでもなくて、寒いところから暖かいところへ入っても出るので困ったものです。
「寒暖差アレルギー」という言葉を初めて聴いたのは、20年近く前だったと思います。
当時、産学官連携の治験プロジェクトに関わっていて、そこにいらしていた耳鼻科の先生から教えていただきました。
アレルギー性鼻炎の症状の1つだろうと思っていたら、アレルゲンで起こる症状とは別なんですよと。
鼻の粘膜にある血管の収縮や拡張の調節がうまくいかなくて起こるのだと知って腑に落ちました。
あの頃はまだあまり知られていなかったように思います。
医学的には「血管運動性鼻炎」と言います。
原因はまだはっきりしないところもあるそうですが、結局のところは自律神経なのでしょうね。
自律神経のコントロールで、血管は寒いと収縮し、暖かいと拡張します。
例えば暖かいところで血管が拡がっていたのに急に寒いところに出ると、収縮させるのが間に合わない。
それで鼻の粘膜が刺激を受けてくしゃみ・鼻水が出たり、腫れて鼻が詰まったりします。
鼻症状だけでなく、肩こりや体が固まって痛かったりだるかったり。
このアレルギーの方は、寒暖差だけでなく、タバコや排気ガス、香料や化学物質なども刺激になって、何かしら症状が出る傾向もあるようにお見受けします。
私の鼻炎症状は、総合栄養のサプリメントでかなり軽くなりました。
ケアの心得も自律神経を整えるのに活きていると感じます。
寒暖差アレルギーが無くなった訳ではありませんが、昔のように症状が長引かなくなりました。
学生の頃は寒いところから教室に入ると、何十分も鼻水ダーダーで恥ずかしかったものですが。
面倒くさがらずにマフラー・手袋や羽織るものなどで小まめに温度対応すること、筋力アップも大切だそうです。
これからの季節も元気に楽しみたいですね。