お腹の味方、人参ペースト
こんばんは!
犬の食事療法インストラクター師範 necco舎のはなこ です。
昨日の記事でちょっと話題にしましたが
今回の旅に持参した、我が家で流行りの人参ペースト。
少し前に小耳に挟んだ
「モロ先生の人参スープ」というものが元になっています。
人参に含まれる成分(オリゴ糖など)が
腸管を丈夫にするというのですが
モロ先生のやり方に従って作ったスープは吸収しやすく
細菌感染なども抑制してくれて、
抗生物質の代わりのような働きもしてくれるって。
ま、ま、コトの真偽はわかりません^^;
でもちょっと、ココロ惹かれますよね。
人参は
普通に考えても身体にいいと言われる緑黄色野菜。
栄養素的にもビタミンAが豊富なうえに
身体を冷やさない食材なので重宝なんです。
ところが
我が家の犬たちのうち、
お腹が「あんまり強くない?」と思われる子は
みじん切りした人参だとうんちに出てきちゃう。
だから人参はチョッパーでおろしにして
使うことが多かったのです。
だったら、このスープを試してみようかな?と。
作り方は
professor Moro's carrot soupで検索すると
いろいろ出てくるのですが(英語><)
どれもちょっとずつ違う^^;
あるサイトによれば
①500gの人参を小さく切って500mlのお水で2時間程度煮る
②それをザルで濾して、1ℓの熱湯を加える
③小さじ1杯の塩を加える
…とのこと。
でも別のサイトを見ると、
ザルで濾さずに煮汁ごと使っているページもあれば
お水の分量やそれに対する人参の量
煮る時間もマチマチで^^;
薬膳的にも
人参が脾胃(消化器系)にいいことはわかっていて
消化吸収を促進してくれる野菜。
消化力が低下しているときにいい食べ物と言われています。
プラス
血を補い、肝の働きを高めてくれる作用のある食材。
滋陰と言って
体液を補ったり、外に出したり
バランスをとってくれるアリガタイ働きもあります。
どんな調理の仕方であれ、
食べることには変わりなし!ということで^^;
煮方はテキトーでいいや!と思ったし
個人的に煮汁を捨ててしまうのはもったいないと思っているので
(薬理効果のある成分が溶けだしているはずだから)
煮汁も使う方式^^
私の師である森研一獣医師は
「野菜は長時間煮ることによって
短時間煮たのでは抽出できない薬理成分が出てくる」
ともおっしゃっていたので
私のやり方は
①人参を洗って、適当な大きさに切る
②ひたひたより少し多めにお水を入れて、差し水しながら2時間以上コトコト煮る
(でも1時間のこともある…というアバウトさ^^;)
③鍋ごと(煮汁もろとも)ブレンダーでペーストに
④塩は気分で加えたり加えなかったり(加えないことが多いです)
⑤冷ましてジップロックに小分けして冷凍
…という、超個人的なやり方。
時には人参+生姜のセットで煮ることもありますが
(夏野菜を多く使う時期だったので、体を冷やさないように^^)
これまで2か月くらい使っています。
使ってみて感じたことは、
「やっぱりおなかにいいぞ!」ということ。
この人参ペースト以外に
犬たちが毎食食べている煮野菜の中にも
人参を入れることはよくあるのですが
まず、みじん切りの人参がそのままうんちに出てくることが減りました。
(前から出ない子もいるんですが、出てた子も目立たなくなりました)
それから、
みんなお腹が前よりしっかりして来たゾ…という気がします。
全体的に、
みんなの「お腹の体力」と言うとヘンだけど
消化力が底上げされた感じ。
4頭いれば
「あ~、今日はばんのウンチが緩い」とか
「あ~、カブのウンチが固い」とか
「むーちゃんのウンチが細切れ」とか
誰かのうんちに「ちょっとガッカリ」ということは
けっこうあった気がするけれど
それが近頃
「今日のウンチはみんなすごくよかったね!」
と思うことが増えたのですよ♪
professorモロがどんな人かも知らないし^^;
この人参スープが本当に抗生剤の代わりになるような働きをするのかどうかも
厳密にはわかりません。
でも、使ってみて
お腹にいいらしいというのは実感できました。
お腹は体の大黒柱。
脾胃(お腹)のチカラは体の要だと思います。
食べたものをしっかり消化して、
ちゃんと吸収できてこそ
必要な栄養が必要な場所に届いて
他の臓器を養うことができるんですから。
このペーストを冷凍しておくと、
ちょっと野菜が足りないな、というときにも気分的にすごく重宝だし
個人的にはすごくおススメです!
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