第31回直方谷尾美術館 室内楽定期演奏会
第31回直方谷尾美術館 室内楽定期演奏会:2018年4月21日(土)17時開演
【占部由美子&フレンズ シリーズ5:
アンドラシュ・アドリアン フルート~音楽の捧げもの~】 Program
C.P.E.バッハ ソナタ ハ長調 Wq.149 H.573:紹介
まずは春の宵の演奏会の幕開けに相応しい秀曲から。
J.S.バッハ ソナタ 「音楽の捧げもの」BWV1079より :紹介
2曲目は大バッハ。 バッハ親子の曲を一夜に聴く趣向です。
C.W.グルック 「精霊たちの踊り」 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より:紹介
大バッハの濃密なソナタの後には、フルート小品の王道名作をどうぞ!
F.プーランク フルート・ソナタ FP.164:紹介
休憩の後は当夜の中核、プーランクのソナタです。
B.バルトーク 15のハンガリー農民歌 Sz.71:紹介
当夜はフルートのアドリシアン氏の現在の拠点ドイツの音楽(バッハ親子とグルック)で始まり、そして生誕国ハンガリーのそれ(バルトークとドップラー)で幕を閉じます。
紹介したい故郷の音楽にバルトークのこの曲を選ばれました。
F.ドップラー ハンガリー田園幻想曲 作品26:紹介
当夜は日本で最も人気が高いだろうこのフルート楽曲で締めます。
硬派な企画がウリの演奏会なのに何故? それにはワケがあります。それは紹介頁で。
直方市出身、現ミュンヘン音楽大学教授である占部由美子さんと盟友奏者によるシリーズです。
今回はバイエルン放送交響楽団首席奏者やミュンヘン音楽大学教授などを歴任されましたアンドラシュ・アドリアン氏が客演されます。
国際的な奏者の演奏をとても近い距離で聴ける機会、しかも西日本では本公演のみです。
さらには共演歴が長いお二人だから、親密度の高い音楽の会話が期待されましょう。
またプログラム構成がとても心憎い。
アドリアンの生誕国であるハンガリー(心の故郷)のバルトークとドップラー、そして現在の拠点であるドイツ(生活の故郷)のバッハ親子とグルックを両端に据えました。
そして中核には20世紀のフルート作品の最高傑作であるプーランクのソナタを配しました。
フルートとピアノのDUOによる王道のリサイタルです。
さらに当夜は直方出身の写真家、鋤田正義さんの写真展の開期中です。
ダブル直方市でお楽しみいただけましょう。