自己の確立とは、好きなことを仕事にするためのプロセス
前回の記事に書いた「自己の確立とは具体的に何なのか」を詳しく見ていきます。
簡単に言えば、好きなことを仕事にするために必要なプロセスであり、好きなことを仕事にするための準備です。
前回の記事はこちら。
1.自分を休める、癒す、満たす。ひとりの時間を作る。
そもそも「何をしたらいいかわからない」とか「好きなことがわからない」という方は、
疲れているか、もしくは、ひとりの時間が足りていません。
疲れていると、楽しいことも楽しくない。
楽しいこともやりたくないのが人間です。
疲れている状態が当たり前になると、自分が疲れていることにすら気付かなくなります。
すると、病気になったりして強制的に休まされたりします。
ひとりの時間が少ない人は、無意識に他の人の意見に合わせ過ぎている場合があります。
それが習慣化すると、自分が何をしたいのかがわからなくなります。
しっかりひとりの時間を作り、自分を休ませれば、興味や気力は湧いてきます。
2.好きなことをとことん楽しむ。
誰でも一度は、いや、何度も、好きなことを仕事に出来たらいいなと思った事があるでしょう。
1が出来ている人は、好きなことを仕事にしたいと思うようになります。
でも、そんなのは選ばれた人だけで自分は違う、自分には出来ないと思ってる人が多いです。
自信が無かったり、潜在意識の中に固定観念があると、好きなことを仕事にしたいと思っても
「無理」という思考が出てきます。
はっきり言います。
自分で自分の可能性を否定した時点で終わりです。
ここでのポイントは、可能性を否定しないこと。
好きなことをとことん楽しみ、仕事に出来るくらいに極めましょう。
3.好きなことで人と繋がる。
ここでのポイントとしては、予め、これを仕事にすると決めてやらないことです。
純粋に好きなことを楽しんだり、興味のあることを追求し、それを世の中に発信したり他者と共有する。
そうすることで、自然と仕事に繋がっていくものが、仕事になるものです。
インスタグラマーだったり、ユーチューバーというのはこの典型だと思います。
このふたつは比較的新しい仕事であり、初期のインスタグラマーやユーチューバーは、
最初から仕事にするつもりでやってはいなかったと思います。
「決めてやる」ことも、最終的には「自然と仕事になるもの」に繋がりますが、決めてしまうと、
それが上手く行かなかった時に「これだ!と思ったのに違った」という経験から全てを諦めがちになるので、
「決めてやる」場合は上手くいかないことを重く受け止め過ぎないようにするのがポイントです。
そして上手くいかないと、当然上手くいく方法を探すので「誰もがやっていること」だったり
「誰もが好きそうなこと、もの」に寄せていく傾向が出てきます。
そうなってくると結局1に戻り始めるので1~3のループになってしまいます。
この流れは自己の確立ですから、他者は考慮しなくても良いのです。
他者との繋がりの調整は3の次で行うものなので、ここまでは好きにやるほうが上手くいきます。
今日、池上さんも言ってましたが、「仕事」をお金を稼ぐためのツールではなく「生き甲斐」にするってこと。
生きていくためには「お金」は必ず必要で、仕事がお金を稼ぐためのツールであることに間違いはありませんが、
仕事を「生き甲斐」にすれば「お金」は必ず付いてくるのです。
じゃあどうすれば「仕事」が「生き甲斐」になるのか?
「好きなことを仕事にする」ことでしょ?
で、この流れは単に「好きなことを仕事にしたい人だけ取り組めばいい」ってことじゃないです。
「お金を稼ぐためのツールとしての仕事」はこれから無くなる、及び、出来なくなっていきます。
精神的にも、物理的にも。
人工知能等の普及もそうですが、グレートコンジャクションも大きな要因になると思います。
グレートコンジャクション以降、どんどん「好きなことを仕事にする」人が増えていきます。
「お金を稼ぐためのツールとして仕事をしている人」と「それが好きで生き甲斐として仕事をしている人」
両者が同じ業界にいたら、業績を上げるのは圧倒的に後者だというのは容易に想像がつくと思います。
最早、好きなことを仕事にする云々ではなく、好きなことしか仕事として成立しなくなる。
そしてこの流れは、皆さんが思っているより早く到来すると思います。