岡山大学 ARTinスクール 高校生たちとARTの体感
10月8日に岡山大学で、高校生がARTの学びを体験するイベント「ARTinスクール」を行いました。
まずは1時間目の様子から。
1時間目は目に見えないを表す美術の学びからはじまりました。
集まった高校生たちは緊張しているようでしたが、みんなで名札を作ったり、誰にも伝わらない絵を描いてみたりして手を動かしているうちに少し緊張がほぐれたみたいです。
目に見えないもの、ということで今回は嗅覚を使って感じだことを絵に表していきます。
3種類の匂いの中から一つ選んでにおって描いた絵を見て、自分と同じ匂いをにおった人同士がわかるのか?という体験です。
絵を見てみると、大体自分と同じ匂いをにおった人がわかりました!
私も参加させていただいたのですが、スーッとする爽やかな香りだったので緑や青を中心に中心から外に広がる丸のような形で描きました。
同じ匂いを匂った人たちも似たような色を使っていて驚きでした。
感じたことがストレートに色や形で伝わることの凄さを感じました。
そして、絵を描いたり表現をするとき、言葉に置き換える前の自分が感じたことをもっと大切にしてそのまま外に出すことに気をつけていきたいと思いました。
続いて、全員同じ匂いをにおって描いてみたところ、、、。反対に同じ匂いをにおったとは思えないほど全く違う色や形の絵が集まりました!!
これには本当にびっくりしました。
匂いは記憶と強く結びついています。
そして私たちが生きている中で匂いを嗅いだ経験は一人ひとり違うため絵も違うものになります。
一人ひとり違う身体を持っている私たちだからこそ個性的な表現が出てくるのですね。
続いて、3時間目の音楽のご紹介です。
アクリル・オン・フォトというゲルハルト・リヒターの作品を参考に、音楽の演奏に合わせて写真を撮りその上に絵の具やクレヨンで音楽を聴いて感じたことを表現していきました。
まずは、大学生が音楽に合わせてパフォーマンスをしました。
その後参加者の皆さんにもスキージーを使って演奏を聞きながら写真の上に絵の具で表現していきます。
音楽を聴いて、絵の具を伸ばしていきました。
音楽は時間を伴う芸術です。
その場で演奏して、演奏する環境や人同士の関係性、心のあり方で同じ楽譜でも違った偶然性が生まれます。
絵の具を使ってできる色や形も、まず筆の跡を認めることが大事なのかなとおもいました。
音楽と美術を融合させようとした作家はたくさん存在しています。今後岡山大学でどんな新しい融合ができるかとっても楽しみです!
次回ARTinスクールは10月21日です!
まだまだお申し込み待ってます!
ウラ