「全ての」を意味する“Every”と“All”の違い
おはようございます、Jayです。
将棋の藤井聡太八冠の「八冠」は現在将棋である8タイトル全てを持っている事を表していますね。
この「全ての」を英語で言うと“every”や“all”などがあります。。
今朝はこの「全ての」を意味する“every”と“all”の違いについてです。
“every”(エヴリー)=「“個々に重きを置いての”全ての」
“all”(米:アール、英:オール)=「“グループ一括の”全ての」
「藤井聡太さんは全てのタイトルを獲得しました。」
“Sota Fujii won every title.”
“Sota Fujii won all titles.”
↑この文で違いを比較していきましょう。
将棋の8タイトルは「竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖」です。
“every”は一つ一つ(一人一人)合わさった全てなので、“Sota won every title.”のニュアンスは“藤井聡太さんは竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖の全てのタイトルを獲得しました”となります。
“all”は人や物のグループを全体として考えてます。
ですので“Sota Fujii won all titles.”の意味合いは“藤井聡太さんはタイトル全てを獲得しました”です。
他の違いとしましては、“all”は可算名詞と不可算名詞のどちらにも使えるのに対し、“every”は可算名詞のみです。
可算名詞とは数える事が出来て複数形の時に名詞に“s”を足す(例外あり)やつで、不可算名詞は数える事が出来ない名詞です。
“all”はグループ全体で捉えているのでグループ内が数えられるものかそうでないものかには左右されないので可算名詞でも不可算名詞でも使えます。
一方の“every”はグループ内の一つ一つに着眼点があるので不可算名詞ではそれが成立しません。
“all”に続く名詞ですが、可算名詞の場合は複数形にしてください。(“fish”など複数形も変わらない場合や不可算名詞は綴りは変わらない)
“all players”(可算名詞)
“all sheep”(可算名詞だけど複数形も同じ綴り)
“all furniture”(不可算名詞)
“every”は例え100人の選手がいるチームだろうと一人一人に注目を置いているので続く名詞もそのままです。
“every player”
おまけ:
この“every”と“all”はですが、“all”は名詞でも使えます。
“That's all.”(それが全て/以上)
“every”を名詞にするには“one”や“day”などの名詞にくっつける必要があります。(単語の間にスペースやハイフンを足す場合あり)
“everyone”(全員)など。
ちなみに“every one of the 〇〇”(〇〇の全て)にすると〇〇を複数形にする事が出来ます。
“every prefecture”=“every one the prefectures”(全ての都道府県)
いかがでしたでしょうか。
私の日本語能力なので恐縮ですが、「全部」が当てはまるなら“all”の方がいいかなと思います。
でも意味は同じなのであまり深く考えすぎないで大丈夫ですよ。
Have a wonderful morning