ランナーに多い!?鵞足炎の治療
こんにちは!二日市にあるトリガーポイント療法の杏鍼灸整骨院の陣内です!!
今回の記事は長距離ランナーやサッカー選手などに多い膝の痛みの1つ、「鵞足炎」です!
あまり聞きなれないかと思いますが、鵞足とは太ももの前側を通る縫工筋、内側を通る薄筋、後ろ側を通る半腱様筋の三つが付着する部分です。
鵞足とは、筋肉が三つくっつく様ががちょうの足に似ているところからその名がついたといわれますが、学生時代私はそれを解剖実習で見てもまったく似てなかったのを覚えております。
まったく似てませんよね(笑)・・・・話がそれましたが・・・
その付着する直前に滑液包(上の図のピンク色)というショック吸収役があるのですが、そのショック吸収役の滑液包とタイトネス(緊張が強くなった状態)になった筋肉たちとがこすれ合い、炎症を起こしている状態が「鵞足炎」といいます。
炎症がながびくと非常に痛みが取れなくなりますし、仮骨が形成されてしまって手術になってしまった選手も見たことがあります。
どのスポーツ障害にも言える事なのですが、早めに治療を行うのは非常に大事なことだと思います。
鵞足につく筋肉たちはすべて股関節をまたぎ骨盤から始まり、膝関節に終わります。
ですので練習前に、股関節、膝関節などをダイナミックストレッチやバリスティックストレッチなどの動的ストレッチをおこない、練習後には、縫工筋、薄筋、半腱様筋のスタティックストレッチなどの静的ストレッチを行うのが最適です。
難しく聞こえるかもしれませんが、当院にご相談していただければ優しくお教え致しますのでご相談ください。
鍼灸治療も基本はそれらの筋肉を柔らかくして、股関節、膝関節、足首などを柔らかくしていきます。
筋肉のトリガーポイントねらった後に患部に鍼の低周波通電や微弱電流を流したりすることで炎症を抑えていき、可動域を拡げることにより摩擦を起こさないようにしていきます。
痛みが続くと非常につらいので、ご気軽にご相談ください。