災害への備え「太陽光発電」と「蓄電池」
平成30年になり、西日本豪雨、大阪北部地震、台風21号、北海道胆振東部地震…など大きな自然災害が頻発しています。
被害に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。
昨今の大災害で共通して直面したのが「停電」です。
数日、あるいは数週間にわたって電気が止まってしまいました。
エアコン、冷蔵庫、照明、テレビなどが使えなくなる他、料理、風呂、携帯電話の使用にも影響が出ました。
我々の生活は、電気がないと何もできないということを身にしみて感じました。
大規模災害時、停電は平均1週間で復旧します。他のライフライン(水道は約3週間、ガスは約5週間)に比べれば電気は短期間で復旧されますが、電気を使わずに1週間過ごすことは人の健康や精神面に大きな負担を与えます。
これからは
「電気を自前でまかなうこと」
が必要ではないでしょうか。
そこで注目されるのが
「太陽光発電」と「蓄電池」です。
「太陽光発電システム」は通常太陽光を利用して発電し、昼間の電気に使ったり余った電気を電力会社に売電できる設備です。
停電が起きた場合も、「自立運転システム」に切り替えることで、非常用電源として照明や携帯電話の充電など、1500Wまでなら使用することができます(昼間)。
しかし太陽光発電には
①夜間、雨天時は発電しない、②電気をためることができないという弱点があり、それを解決できるのが、「蓄電池」です。
「蓄電池」は停電時のライフラインとして活躍するだけでなく、平時には電気料金の節約にも役立ちます。電気の使用量が減る深夜帯には、安価な夜間電力を電力会社の系統から購入して蓄電しておきます。このようなサイクルで24時間の電力使用が最適化され、電気使用量の大幅な節約につながります。
今後も、南海トラフ地震や首都直下型地震など、さらに深刻な被害をもたらす地震の発生が政府により予想されています。
過去に例のない長期間の停電が発生する危険性が高いと言われています。
その備えとして、
発電をまかなう「太陽光発電」と、蓄電をまかなう「蓄電池」
の組み合わせがお勧めです。