木造アパートの問題
先日、リフォームコンパス東京表参道店にA様が母娘のお二人でお越しくださいました。
A様のご自宅は築50年弱の木造住宅で、アパートと併用になっていらっしゃるとのことでした。
現在3戸がまだ入居中でいらっしゃるものの、建物自体がかなり古くなってきており、
アパートの各戸にシャワーを設置したり、トイレを洋式に変更したりと、
最近のアパートにできるだけ近づけたいとお考えでいらっしゃるようで、
勾配の急な外階段についても、緩やかに変更したいとのご希望でいらっしゃいました。
木造のアパートのご相談については、時々お問合せをいただくことがあります。
ただし、非常に難しい面があるのも事実で、
あくまでも収益物件となるため、過度に費用を掛けてしまうと、
家賃上昇をそれほど見込めないリフォームでの対応では、
それこそ採算が合わなくなってしまう可能性があるのです。
A様のご計画についても、お考えのような工事が仮にできたとしても、
採算性で非常にリスクの高いご計画となってしまうことが想像できたため、
できるだけ工事内容を限定し、最低限の工事にされることをお勧めさせていただきました。
その上で3社をご紹介させていただくことになりました。
その後、各社と何度かお打合せを進めていただくことにはなったのですが、
結果的にA様からは、計画を断念されるご連絡をいただく形になりました。
やはり思っていた以上に費用がかかってしまい、
思い切ることができなかった、とのお話でした。
結果的にお力になれなかったのですが、
何かまた次の方向性などを見つけていただけたらと思います。
また再度リフォームのご検討をされる際には、
あらためてご相談を承らせていただけたらと思います。
A様、ご来店いただきありがとうございました。
Kousuke Kitamura