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幼児期も、小学生からも、良質の玩具で遊びましょう

2018.09.09 14:32

こんにちは、日本知育玩具協会・知育玩具マイスターの船越智子です。


小学生以上の子を持つご家庭では、もう◎学期だから、お正月を迎えたから、というような節目時期に、玩具を処分することを提案するご家庭は多いことでしょう。特に三月四月など学年が変わる時期は、遊びから学習へとガラッと子ども部屋の様子を変える親御さんは多いようです。親は子どもに学習してほしい、と願うものですから、そうなってしまうのはよくわかります。私も、そういう気持ちになったことがありました。


しかしよくよく考えると、捨てる必要がある玩具とその理由というのは、いったいどんなものか?ということが気になりますね。

もう流行に合わなくなったから

もう遊べなくなったから

もう勉強をしないといけないので遊んでいてはいけないから

なるほどなるほど…えっ?


子どもには遊びは欠かせないものであるということ、そして遊びも玩具も十分に考えて選ぶべきものである、というエッセンスは既にお話ししました。→子どもの遊びと大人の遊び

子どもの成長において、遊んでいてはいけない、というのはありませんね。


では、良い遊び、良い玩具、十分考えて選んだ場合、それに合致する玩具、つまり、子どもの発達と成長に欠かせない遊びとそれを十分満たせる玩具というものは、先のような理由で「捨てる時期」というのは果たしていつなのでしょうか?

実は…良い玩具は捨てる時期など、くるはずがないのです。

・子どもの発達に応じて、数を増やすなどして遊びを発展させられる

・流行に左右されることがないので、遊びの質が良ければ長く遊べる

・耐久性が高く、大人になってもそのまた子どもに与えることができる

などの理由があるからです。


では一方で、捨てる時期の到来した玩具ってどんなものでしょう?

・子ども自身が遊びを広げられない、遊びの底が浅い玩具で飽きが来るのが早いもの

・キャラクター◎◎なりきり遊びセットなど流行に左右されるもの

・子どもの遊びの向上に対応できるほどのクオリティを備えておらず、耐久性もなく、遊べなくなったもの

といったところではないでしょうか。


さあ、ここでチェック!

「捨てる玩具」で遊んでいませんか?「捨てる玩具」を進んで買い与えたりしていませんか?

もし該当するなら、遊びを、玩具を、見直してみましょう、


小学生になっても遊びは不可欠です。良質の遊びを選び、良い玩具を選んで、知的にも精神的にも、成長していけるように遊びましょう。