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pieces〜秀逸なガイドの選曲

2018.09.10 00:52


ずっと笑って過ごしている、そんな場所が

欲しかった。

うまく見つけられなくて、やがてそんな

ものはないように思えて。

探すのを辞めて、途方にくれた。

でもね。

いまなら、あのころのあたしに言うよ。

絵にも描けない餅は誰にも伝わらない、

下手でいいから描くんだ。

イメージ通りになるまで、描き続けるんだよ。

ね?

5歳のわたしは絵を辞めた。

二科展の授賞式、佳作の賞状を先生に渡して

言った。

せんせい、これあげるから、もうやめてもいい?

ビリジアンは、この世にはない色だ。

それを使わず田んぼを描け。

5歳のわたしは、入選することより

緑の田んぼを描きたかった。

絵を辞めて8年目。

前のように筆が走らなくなり、描くのを辞めた。

だから、書くことは辞めない。

失いたくないから、これだけは。

いつか。

わたしの言葉が誰かの『ひらけごま!』に

なるその日まで。

辞めてなんか、あげるもんか。