インド旅〜インドの女性たち最終編〜
前回の続きです。
インドの女性たちの生きている姿からは
いろんなことに気がつかせていただけました。
北インドの滞在は、ほとんどの時間を学校で過ごしていました。
その訪れた学校には女性の先生がたくさんおられました。
そして、訪問させていただいた学校の校長先生は、女性。
この方が、もう本当にとてもとても魅力のある、素敵な人でした。
生き生きとお仕事されている姿を間近で見させていただくことができましたし
この方と出会え、ご一緒させていただけたことは、とてもいい時間であり、経験でした。
素敵なシル先生✨
学校に滞在している間のほとんどの時間をこのシル校長先生の部屋で過ごしていました。
どんな感じだったのかというと、
学校がどういったシステムなのかはわかりませんが、
あらゆる学校内の問題・課題が校長先生のところへすべてやってきていて、
ドアオープンになってる校長先生の部屋には、先生も生徒もひっきりなしにやってきます。
毎日毎日それはもう大忙しです。
色々と山積みの校長先生の大きなデスクで、毎日一緒に飲んだチャイ。
美味しかったな〜!
チョコやお菓子も一緒に食べたりして。
「ユキ!」って呼んで、いつも笑顔でチョコ割ってどうぞしてくれた^_^
そんな次々と舞い込んでくる、数々の多岐にわたる問題を、マルチタスクで片付けていく様子は圧巻でした。
とても頭がいいのだろうし、明確で的確な指示なのだろうことが、なんとなくですが伝わってきました。
この学校の運営はシル先生にかかってるのだなぁと感じました。
経営者は理事長として別の人がおられて、その方はとっても理事長っぽかった〜笑
インドの人って、お仕事:キャラが、はっきりしてる。
愛すべき愛しいインド🇮🇳
そんなとこがほんと好きです。
インドには同じ年の女性で(シル校長先生となんと同じ年齢だったのです!笑)
こんなに仕事ができて、生き生きとお仕事をされていて、慕われていて、貫禄もたっぷり〜!
たくさんのお仕事に囲まれていても、つねに穏やかで、おおらかで、ドーンとしていて、そんなところが素敵でした。
優しくて、朗らかで、お洒落も大好き、cuteなところもある、懐のと〜っても大きな、素敵な女性に出会え、
そこで5日間を一緒に過ごさせていただけたことは、素晴らしい経験でした。
週末の休日はシル先生のお家に2泊させていただきました。
旦那さんと17歳の娘さんと3人の家族。
愛のあるあたたかいご家庭で、インドの日常生活を経験させていただけたこともありがたかったです。
本当にたくさんたくさんお世話になりました。
買い物行ったり、映画館で映画を一緒に観たり。
インドの映画館、面白かったな〜!
ヒーローが出てくるたびに、満席の館内でみんな歓声あげたりして、お祭りみたいでした。
こんな映画の見方があったんだ!とカルチャーショック(笑)
映画の帰りは、車の中でぎゅうぎゅうになって帰って、ぎゅうぎゅうの車の中で、インドミュージックを聴きながら、カレーロールをみんなで食べた(笑)
美味しかった!
先生の家でのインドの朝食
ビリヤニと硬めのパン?みたいなもの、それからチャイ♡
チャイに浸してたべるラスクみたいなパンやクッキーがとても美味しかった。
シル先生のご自宅で。
朝、チャイのスパイスやジンジャーを混ぜてるところ。
インドはどこに行ってもいつでもチャイがあり、どこで飲んでも美味しくて、いただくたびにホッとしていました。
先生の結婚記念日のお祝いパーティーにも参加させていただきました。
先生の姪っ子さんたち。
結婚記念日パーティーは盛大で、親戚一同がクラブのようなところに集まり、照明はクルクルのビカビカで、ノリノリなインド音楽ガンガンかかってました!
大人も子どももみんなで楽しそうにノリに乗って踊っていました🎵
みんな踊るのが上手!!
それはもうインド映画さながら!インド文化ここにあり。です。
一緒に踊ろう!と促され、なんとかフロアに足を運びつつも
まったく踊れない...笑
教えてもらって踊るけど、乗り切れない・・
ほんとに全然踊れない...
どうしたら踊れるようになるの??笑
月に一度のシク教の集いにも参加させていただくこともできました。
厳粛なお祈りの後は、こうした軽食とチャイをいただきました。
三角のサモサは、インドでよくある食べ物。サクサクした生地の中にピリ辛のポテトや玉ねぎが入っていて、美味しいです。
そしてこの白くて丸い食べ物が、目を見張るほどの甘さ!!!
甘くて甘くて甘すぎて、驚いて、口の中でジーンとなりました。
人生史上、もっとも甘い食べ物でした!笑
厳粛にお祈りしていた時と軽食後の空気は急に変わって、みんなで歌って踊る。
女性たちが大笑いしながら楽しそうに歌い、太鼓をたたき、みんなで手拍子し、即興でリズミカルに演奏し、踊っていました。
インドの人は演奏も歌もとても上手で、自然にできるみたい。
なんとな〜く、そこにある楽器を手にとって、さらりと演奏できちゃう感じ。
子どもの頃からこうして過ごしているんですね。
歌と踊りは一体感もあり
コミュニケーションでもあり
昇華のエネルギーでもあり
パワフルなインド人には欠かせないものなのだと思いました。
ヨガの聖地🧘リシケシのガンジス川
あとで、興味深いことを聞いたのですが、
こうして踊ったり、歌ったりすることは、そうすることで、
その場の皆とつながることができ、その高揚した気持ちが、同時に神様とも一体になれるということらしいのです。
それで、面白いな〜と思ったのは、日本人はそれが一瞬で出てしまうものがあるそうで
それは、昔からの日本の風習にある「一本締め」。
「お手を拝借。ヨォ〜〜〜〜しゃしゃしゃん、しゃしゃしゃん、しゃしゃしゃん、しゃん。」って柏手をするものがありますが
あれは日本以外の国で行うのは、なかなか難しいことなのだそうです。
昔から四季がめぐり、自然と会話をして暮らしてきた日本の人は、見えない空気の変化を感じ取ることができるそうで
皆で息を合わせることが「ヨォ〜〜〜」と言うだけで、できてしまう稀有な存在なのだとか。
一本締め・・これってたしかにインドでは難しそう・・・
想像して、思わず笑ってしまいました。笑
先生のご自宅で午後のティータイム🫖
チャイとサモサ♡
旅をするといろんなことが見えてきておもしろいです。
振り返ると、最後は歌って踊ることが多かった、北インド🇮🇳。
次に北インドに行く時は、ダンスを少しでも嗜んでいくと、より楽しめそう(笑)
続きます。
次回、インドの学校でネイルワークショップ編💅