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CINCA-BLOG

リノベーション

2023.10.16 03:45

こんにちは unoです。

最近は新築物件に携わることが少なくなり、増改築やリフォーム、リノベーションを担当することが増えてきた今日この頃。


そんな中で明日、リノベーションした物件をお引渡しをします。

リノベーションは英語で「renovation」と書き、日本語に訳すと修復・刷新です。 おもに既存の建築物に改修を加え、価値を高めることを表します。

「リノベーションとリフォームって、なにがどう違うの?」

どちらも古くなった住まいに手を加えることを指しますが、この二つの違いはどこにあるのでしょうか。

●リフォームは、時間を経て汚れて古びた内装を新築の状態に近づけるための改修です。

例えば、剥がれた壁紙を貼り替える、古くなったキッチンを新しいものに取り換える、等が挙げられます。

部分的・表層的な改修工事で、古くなった住まいを新築当時の状態に原状回復するために行われます。

●リノベーションとは、間取りから内装・配管などすべてをゼロから考え直し、これから住む人たちの暮らしに合わせてつくり替えることで機能を刷新し、新しい価値を生み出す改修のことです。例えば、仕切り壁を取り払い光と風が通る広々としたリビングをつくる、ファミリー用のお部屋をひとり暮らしに適した間取りや機能に刷新する、等が挙げられます。

マイナスの状態だった古い住まいを“ゼロ”に戻すのがリフォームだとすると、リノベーションは機能性やデザインといったさまざま側面において、“プラスα”で価値を高めることを指します。

住む人によって「心地いい間取りやデザイン」は異なります。住む人の暮らしにあわせて刷新するのがリノベーションです。

今回は、築60年の増改築を繰り返してきたお寺の本堂以外のところのリノベーション工事になります。

お施主様は当初建て替えを希望されておりましたが、道路と高低差が2m以上あり新築で建て直そうとすると石積み擁壁もやり直すことになりコストを含めて大掛かりな工事となってしまう為リノベーションで行こうとなりました。

小屋裏物置だったところを

既存の丸太の小屋組みを表しにして、子供部屋と趣味を満喫するフリースペースにしました。

元は純和室でしたが洋風に

窓も高性能サッシ(LIXIL:TW)に取替

真壁の荒壁を下地に残し吸放湿性を生かしたうえで、大壁仕様に変更

断熱材も壁は荒壁を残して外断熱を施しました。

省エネ性能もUPしたLDKに変身!

お寺の玄関扉・床・壁もリニューアル

リノベーションとなると、解体から始まり基礎や構造の木組みは残してはいますがほぼスケルトン状態から全て変える為工期も約6ヶ月以上かかってしまいました。

当初5カ月で予定していましたが、築60年ともなると木造ですので材木は反ったり縮んだりしていて思ったようには工事が進まず1ヶ月も伸びてしまいました。

ご迷惑をおかけしましたがお施主様にも恵まれて無事完成となりました。

新築と違い、既存の不便なところが解消されるなど現状の状態からの変化が大きい為お施主様の反応も凄く驚いておられました。

工事中は壊してみないと分からないところも多かったですが、喜んでいただけたので良かったです。

新築は何もないところからある意味何でもできますが、リノベーションはいかに現状をいまの暮らしに合わせられるかという醍醐味がありました。

今後もリノベーション物件は増えてくると思います。