「うを徳」東向島 1
2023.10.16 21:00
しばらく前になりますが、
相方さんが遅い夏休み(秋休み)でしたので、
慰労会ということで、鮨をいただいてきました。
東向島の「うを徳」です。
向島百花園への行き道にありますので、
ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
柿なます。上にのっているのは水前寺海苔。
水前寺海苔は熊本藩と秋月藩で受け継がれてきたもので、
朝倉市出身のわたしとしては懐かしいものでした。
磯自慢。
ビールはグラスがきれいです。器へのこだわりも見事でした。
蟹が盛り付けられています。
蟹ともずく酢。
上にかかっているのはシャーベット状になった三杯酢。
しゃりしゃりとした清涼感のあと、口の中で溶けて旨味が広がります。
続いては煮こごり。
あん肝、九絵(クエ)、むかごを煮こごりにしたものです。
伯楽星。
剣先烏賊のイカリング。
つづいては・・・
左・子持ち鮎、右・根室産の秋刀魚。
錆鮎だけに寂々とした味わいです。
壁には一句が。
素通りは風にもさせぬ柳かな 前島幸太郎
御尊父である先代がこの地に開店するに際して、
その師匠である前島幸太郎氏が揮毫されたものだそう。
繁盛を願う思いが込められた句です。
山口産の甘鯛昆布締め、宮城産の雲丹、徳島産の鮑。
当代の御主人は京都の名店「割烹やました」にて修行されたのち、
「うを徳」を引き継がれ、さらなる名店に引き上げておられます。
続きはまた明日。
どうぞよき一日をお過ごしください。