「ピーチウーロン」

「ピーチウーロン」

（株式会社LIBROM／福岡県福岡市）

原材料：福岡県産酒米「夢一献」・「山田錦」、
茶葉（熊本県産・宮崎県産）、福岡県産桃
精米歩合：92％
アルコール度数：11％
価格：500㎖ 3,000円（税込み）
※本日10月16日解禁！

🍵テイスティングコメント
リブロムさんらしい柑橘系をベースに、桃とウーロン茶の香りが穏やかに感じられます。

・冷やして
ファーストタッチに桃…、そしてワンテンポ遅れて、丸みを帯びたウーロン茶の味が桃の味に加わっていきます。ウーロン茶はそれほど主張せずに桃と合っていて、桃とウーロン茶の味の境目が曖昧になるくらいよく調和しています。

・ぬる燗
すごく桃、とにかく桃。酸味がある、みずみずしい桃です。ものすごくリアルで、桃の果汁がしたたるようなイメージがありありと浮かびます。ウーロン茶の存在はわずかに感じられる程度になりました。桃とウーロン茶が8：2くらい。

・まとめ
温度帯で表情が変わるのがユニークなポイントです。燗にしたときのジューシーな桃感が立体的ですが、リブロムさんによると桃はそれほど多くは使用していないとか。ブレンドした茶葉の時点ですでに桃系のフレーバーだったそうで、茶葉の上質さとブレンドの絶妙さが光る逸品です。

【小川屋スタッフから】
仕込み水の代わりにお茶で醸す「茶醸酒」は、リブロムさんと茶割専門店「茶割」さんのコラボシリーズです。早くもその第4弾が入荷しました。
今年6月にリリースされた第3弾は、米・麴・日本茶・甘夏という4つの原材料で醸した茶醸酒でしたが、第4弾は趣向を変えて「ピーチウーロン」！今回の副原料は、茶葉と桃です。茶葉は熊本県の「お茶の富澤。」さんの蒸製玉ウーロン緑茶と、宮崎県の「甲斐製茶園」さんの釜炒ウーロン茶をブレンドしたもの。さらにそこへ福岡県朝倉市にある「三連水車の里」さんの桃を足して造られています。

話が逸れますが、お酒を飲み始めたころ、ビールやカルーアミルクと同じようにピーチウーロンも飲んだ方も多いのではないでしょうか。ピーチウーロンは、東北ではレゲパン（レゲエパンチ）とも呼ばれますが、飲みやすいお酒の代表格でもありますよね。

話を戻します。この第4弾について、リブロムさんからは「普段日本酒と縁なくすごしている人にも、“日本酒に出会うキッカケになるお酒”を今回は特に意識しました」とのご案内がありました。この茶醸酒から日本酒をもっと味わってみたくなるように設計したそうです。

お酒を飲み始めたばかりの方だけでなく、かつてお酒を飲み始めたころにピーチウーロンを飲んでいた方にも味わっていただきたい逸品です。懐かしくなるとともに、クラフトサケならではの味わいに新境地を体感できるはず。どうぞお試しくださいませ。