アーティスト・イン・レジデンスプログラムin白老スタート!
すっかりご紹介が遅れてしまいましたが、ウイマム文化芸術プロジェクトの一環として、8月後半から二名のアーティストが白老で滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)を行っています。
↓みんな大好き山菜料理のお店グランマ(白老)にて。
右はロンドン在住のアーティスト、曽我英子さん。2016年には二風谷に滞在しており、鮭にまつわるアイヌ文化や歴史、社会状況、伝統、人々の暮らしを元にした映像作品を制作されました。
白老滞在中は、ウイマム文化芸術プロジェクトのインスタグラムを乗っ取って日々写真を投稿中ですので、こちらも要チェックです。
左は森永泰弘さん。映画やダンスの音楽を数多く手がけ、世界各地の環境音や伝統音楽を録音したり、それを元に作品制作されたりしています。
今回のアーティスト・イン・レジデンスプログラムでは、二人が白老に滞在し、今の白老を生きる人々との交流や土地を通じて、その歴史、文化、風土について学び、制作を行います。
お二人に白老での滞在制作で出てくるキーワードを尋ねたところ、曽我さんからは「根曲がり竹、口述歴史、8ミリフィルム...」、森永さんからは「見えない音、聖域、在りし頃...」といったキーワードが出てきました。
どんな作品になるのでしょう...?楽しみですね。
9/21〜23には展覧会とトークも予定。こちらは後日改めてお知らせいたします!
白老の皆様も、二人を見かけたら気軽に話しかけてみてくださいね。
二人のプロフィールを以下に。
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曽我英子 Eiko Soga
ロンドン大学スレードスクール彫刻学科卒業後、北海道でフィールドワークを行うようになる。2016年に滞在した二風谷では、アイヌの着物「チカラカラペ」や鮭靴「チェプケリ」作りを習い、ものづくりを通して、その土地の風景や歴史と人々の営みを実際に生活しながら学んだ。フィールドワークから得た知識や、出会う人々との記憶を辿りながら制作を行い、それらを、映像、テキスト、インスタレーション作品として発表している。アートの視点から、社会環境から感じる違和感をどう理解し「問う」ことが可能であるかを探求しながら活動を続ける。
https://www.huffingtonpost.jp/sogaeiko/15years-oxford_a_23468992/
http://www.eikosoga.com
森永泰弘 Yasuhiro Morinaga
東京藝術大学大学院を経て渡仏。帰国後は芸術人類学的な視座から世界各地をフィールドワークし、楽器や歌の初源、儀礼や祭祀のサウンドスケープ、都市や集落の環境音をフィールドレコーディングして音源や作品を発表している。また映画や舞台芸術での音楽や音響のディレクションも数多く担当しており、ジャンル横断的に様々なアーティストとコラボレーションをおこなっている。近年はアジアのゴング文化に興味を持ち記録活動をおこなっている。www.the-concrete.org