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Fit Insole

ドロップシューズ・ベアフットシューズ論争

2023.10.15 14:51

ベアフットシューズ(BS)と普通のドロップシューズ(従来型)の違い。



それは接地するポイント。


ドロップシューズの場合、どうしてもシューズの踵部分がに高さがある分、接地は踵寄りになります。


一方、ベアフットシューズは踵と足先の高さが同じなので、接地は踵より少し前目になります。

これは本来裸足で歩く場合の接地する位置と近くなります。


この接地する位置の違いがドロップシューズとベアフットシューズの大きな違いです。



ドロップシューズの場合、接地の際に1番圧力のかかる後足部にクッションを持ってこれます。

これは足裏に疲れを感じにくくするという面では大きなメリットです。


しかし、どうしても踵のクッションのせいで、接地するポイントが踵寄りになります。

中足部で着こうとしても、先に踵の分厚い部分が先に地面に接してしまうのです。


この影響はどうしても接地後の体重移動にも影響を及ぼします。

足先より踵の方が高いと足先に体重が乗っていきそうな気もしますが、実は接地するポイントが後ろになりますので、綺麗に体重移動をしていかないと足先まで体重がかかりにくいという面もあります。

接地するポイントが後ろになるということは、体重のかかる時間も多くなりますので、体を支える時間も増えます。

またクッションが多いということは、ブレも出やすい。


その負担を軽減するために、靴自体に体重移動のガイドをつけたり、サポートをつけたりしています。


ベアフットシューズは踵と足先で高低差がないので、接地するのは自然と踵より少し前になります。


これは人間本来の裸足で歩く時に接地するポイントに近くなるので、違和感なく足が出やすくなります。

また接地が少し前になることで、足先までの距離が短くなるのも大きなポイントです。

このことで体を支える時間も減りますし、体重移動も容易になります。


じゃあ、ベアフットシューズは良いことばかりかというと、そういうことでもありません。

ベアフットシューズの1番のふくらはぎと足裏に負担がかかるということです。

ドロップシューズのように踵が高くなっていないので、ふくらはぎの筋肉で踵を持ち上げることで足先に体重を移動しないといけないので、ふくらはぎをたくさん使わないといけません。

ドロップシューズからベアフットシューズに移行する時に1番違和感が出やすいところです。

またやはり後足部にクッションを多く持ってこれないので、接地の際に足裏に衝撃が加わりやすいです。


裸足で近い状態で歩くということでのですから、直接的に疲れは出やすいですね。



ドロップシューズの場合は、踵が高いのでふくらはぎの筋肉をそこまで使うことがない。

クッションで足裏の負担も減らして歩ける。

体重移動も靴が誘導してくれるので、効率的に歩ける。


しかし、靴の構造と足の癖が一致しないと不具合が出やすい。

クッションによるブレで、膝や股関節、スネに疲れが溜まりやすい。

また人間本来の歩く機能が低下する恐れがある。

ベアフットシューズの1番の良いところは、自分の力で歩く場合と近いバランスで歩けること。

ふくらはぎの筋肉を使って踵を上げ、足趾を使って地面を蹴って歩く。

人間本来の動きで足を動かすので違和感が少ない。


その分足裏やふくらはぎに負担がかかることが大きな問題です。

また自分の筋肉を酷使するので、疲れは出やすいです。

その問題を解決するためにクッションを多く使ったベアフットシューズもありますが、その分クッションによるブレが出てくる場


ドロップシューズにもベアフットシューズにもそれぞれメリット・デメリットがあります。


Fit Insoleのオーダーメイドインソールの役目はそのデメリットをなくすこと。


ドロップシューズの場合は、しっかりと綺麗に体重を足先まで伝え、靴の性能と足の癖を一体化させるインソール。

ベアフットシューズの場合は、足裏の衝撃をクッションでなく人間のアーチ機能を発揮させることで緩和させるインソール。


ドロップシューズか、ベアフットシューズか。

選ぶ基準はあなたにあります。

靴へ求めること、デザイン、使用用途、ファッションなどで選択は変わってきます。

ドロップシューズでもベアフットシューズでも、自分が快適と思う方を使用すれば良いと思います。

私から押し付けることはありません。




重要なのはそれを理解すること。

そしてどう行動するか。

どうデメリットを軽減するか。

どう楽しむか。


使い分けも必要かもしれません。


ひとつのことにこだわりすぎて、それ以外のことを受け入れないようにならないことを、私自身は注意しています。

頭の硬いオヤジにはなりたくないですから。


そんな私が推すのは、靴ではなくNo Shoesだったりもするのですが(笑)