9月議会一般質問 お金のかからない義務教育に①
9月議会の一般質問では、義務教育の費用負担軽減について質問しました。「義務教育は無償」が完全に形骸化していて、義務教育にも多額の費用が掛かります。今回は中学校の制服についてと、給食費の無償化についてお話させていただきます。
制服を「標準服」に
中学校の制服を、購入・着用を任意とする「標準服」の位置づけにすることを求めました。
制服の有無について議論されることがありますが、制服のメリットとしては
① 生活保護、就学援助で購入費用がカバーされる
② 冠婚葬祭をはじめ、フォーマルな場面全般に着ていける
といったことが挙げられるかと思います。もし仮に制服を完全に廃止してしまうと、特に①のメリットが失われてしまうことになります。また、市の実施したアンケートでも、「制服があったほうが良い」と答えた中学生が多数となるなど、制服を着たいというニーズもあります。
その一方で、春日井市立の中学校では体操服での通学という学校も多いので、制服を着る機会がほとんどないといったこともお聞きします。特に夏服については着ることが本当に少ないとのこと。
フォーマルな場面に着ていく服という点では、ファストファッションでも揃えることができるのにという声もあります。
以上のことから、制服を残しつつも、購入や着用を必須としないことを求めました。市としては現行のやり方を変える考えはないとのことでした。
給食費の無償化を
近年、学校給食を無償にする自治体が増えてきています。春日井市の、無償化の考えについて質問しました。
給食も教育の一環です。社会人であれば業務の一環として飲食すれば経費で落とすことができるのと同様、教育の一環としての給食は公費負担であるべきだと考えます。政府も今からおよそ70年前に、給食費は早期に無償化を目指したいと国会で答弁しています。
やはり、国の制度として全国一律に無償化すべきだと思います。