三代目❤️夢小説(臣隆編fourth)夏愛33
2018.09.10 23:00
「隆二?」
「ん?…」
臣の腕の中で隆二の頬は、東の空から差してきた光でほんのり桜色に染まっている。
口角を上げて微笑む唇も桜色をしている。
上からその唇を見ながら臣が吐息交じりにもらす。
「離したくないな」
「天狗ちゃん…」
「気持ちはわかるけど、また次の休みにね」
「うん…」
声のトーンはYESと言ってない。
「…ん?どーしたいの?」
「食べたい…」
「どーぞ」
んーっと口を尖らせて臣を待つ。
一晩で何回目の口づけなのか?
飽きもしないで、余程相性がいいんだな…なんてお互いに思っている。
夏愛のラストは軽いフレンチキスにした。
フワッと柔らかいジャスミンの香りで包まれた。
「帰ろ」
川沿いの遊歩道を駅へと向かう。
まだ帰りたくなさそうに後ろを歩く臣は、浴衣と帯の間に片手を突っ込んで、唇を尖らせながら空を見ている。
臣の空いてる手の人差し指だけ握って、少し前をゆっくり隆二が歩く。
「天狗ちゃん、冬はどこ行こっか?」
「雪が見たいな」
「いいね!じゃあ北へ行こうね」
「なぁ、隆二?」
「ん?」
「年が明けたらさ」
「うん」
「一緒になろう」
「…どゆこと?同棲すんの?」
「そんなもんかな?」
「あ?そこはフワッとしてんだ」
「うん」
「いいよ、臣の好きにすれば?」
「…夏愛はきっと、永遠に続くんだ」
「そだね」
二人はしっかりと手を繋いで、朝陽の中を笑顔で歩み始めた。
完