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株式会社 長谷川塗装工業

屋根塗装NG❌屋根の種類⚠️

2023.10.17 12:00

お疲れ様です!

東京都羽村市を中心に八王子市、福生市、立川市、昭島市、あきる野市などの西多摩地域で唯一、超耐久4回塗りの屋根塗装、外壁塗装で安心出来る住まい作りを基本に、楽しいアートペイントでの一生の思い出作りから壁紙(クロス)の上からの塗装なども行っています!

(株)長谷川塗装工業のかやたいです!


『うちもそろそろ、屋根とか外壁の塗装しないとなぁ…』

そこで、業者に見積もり依頼をした際

『この屋根は塗れません』

『この屋根は塗らない方がいい』

などと言われ、頭を抱えたことありませんか?


(最初の塗装なのに、既に塗れないってどういうこと!?)

と思った方も多いのではないかと思います。


一般的には塗装できるとされていた屋根の中でも、特定の屋根材は塗装不可とされる屋根材と、塗装をしない方がいいものがあります。

なぜ塗装出来ない?

塗装出来ない屋根材は、塗装しても屋根材の形状や性能を維持出来ないほど、傷みやすく弱い素材の為(特にノンアスベスト製品に変わりたての屋根材)、塗装しても屋根材自体の劣化が塗装では防げず、劣化がどんどん進行してしまうからです。

発売当初は、10数年後にこうなるとは、メーカーも想定していなかった部分もあると思います。

ですので、酷い話に聞こえるかもしれませんが、現在、そのような問題のある屋根材を使用されていたとしても、どのメーカーも保証等は一切してくれません。


本日は、塗装不可の屋根から、要注意の屋根材をご紹介していきますので、皆様の今後の塗装工事の際の参考にして頂ければと思います。


何故こうした脆弱な屋根材が使用されることになったのか

平成18年(2006年)9月1日から、労働安全衛生法施行令が改正され、アスベスト(石綿)が使用禁止となりました。

その影響で、それまで屋根材の原材料に使われていたアスベスト(屋根材に強度と耐久性を持たせる為)が使用出来なくなり、アスベストを含まない、ノンアスベストの屋根材が開発・販売され、数多くの一般住宅の屋根に使用されることになりました。


その結果、環境的にも人体的健康被害面でも改善された屋根材が生まれましたが、強度が低く劣化が著しく、塗装ではメンテナンス不可能な屋根材も数多く生み出す結果となりました。


ここから、いくつかあるうちの代表的かつ、よく見受けられる塗装不可な屋根と、要相談・要注意の屋根をご紹介していきます。

コチラは代表的な塗装不可の屋根材で、ニチハのパミールという屋根です。

コチラは写真でも分かるように、層間剥離といって、ミルフィーユのようにどんどん屋根材がめくり上がってきて、ボロボロになっていく為、塗装では対応出来ない屋根材になります。

パミールの場合は、葺き替えがベストですが、この上から新しい屋根材を被せるカバー工法のどちらかでの対応しか出来なくなりますので、ご注意ください。


次からは、要相談・要注意の屋根材になります。

コチラはコロニアルNEOという屋根材で、2001年に昔のクボタ(ケイミュー)から販売された、ノンアスベストの屋根材です。

コチラの屋根材は勾配が緩い場合は、ほとんどが写真のように割れ、欠落している場合が多いです。

逆に勾配が急な屋根の場合、ヒビ割れ・欠落が少ないなどの特徴もあり、劣化状態・築年数・立地環境・先々のメンテナンス計画等、慎重に話し合った上での検討が必要となりますので、コチラの屋根の場合は現状と今後についてよくご相談の上、ご判断の方お決めください。

以前、弊社では、コチラのコロニアルNEOの屋根は、屋根屋さんの方でカバー工法にて施工して頂いた実績もございます。

続いてコチラの屋根材は、コロニアルNEOと兄弟的な屋根材の、グリシェイドNEOという屋根材で、コロニアルNEOと同じメーカーから販売されていた屋根材になります。

コチラは写真のような、屋根材に対し、縦に亀裂が入っていく症状が多く、コチラもコロニアルNEOと同様に、慎重に判断した上で、塗装でいくか、カバー工法あるいは葺き替えでいくかをご検討ください。

コチラは、まだ症例として少ないかもしれませんが、旧松下電工(現パナソニック電工)が販売していた、エコシンプルという屋根材で、コチラもコロニアルNEO・グリシェイドNEO同様、劣化具合によっては塗装不可となるケースもあり、塗装でいく際も充分に考慮した上での判断となりますので、注意深くご検討ください。

エコシンプルは、大きく欠落する・屋根材に対し縦にも横にもヒビ割れが起きるといった症状がよく見受けられます。


ご紹介した屋根材の大きな特徴は、屋根材の形で判断しやすい所もあるので、現地調査の際などに、写真を見せてもらうのも一つの判断材料としてオススメです。


他にも要注意な屋根材はございますが、弊社がよく出会う屋根材の代表的な事例としては、今ご紹介した屋根材がよく出会う印象にあります。


塗装やカバー工法というメンテナンス方法をご紹介しましたが、屋根の剥がれや割れから水が侵入して、雨漏りを起こしていたり、屋根の下地まで湿気を帯びて傷んでいた場合は、「葺き替え工事」をオススメします。

葺き替え工事とは、現在の屋根を完全に撤去し、新しい屋根に葺き直す工事となります。

屋根材の下にある防水シート及び下地板も補修・交換するので、屋根丸ごと新しくするといったイメージをして頂くと分かりやすいかと思います。


この他にも、なにか聞きたいこと、相談したいことがございましたら、お気軽に下のお問い合わせフォームからお問い合わせの方、よろしくお願い致します。