便利
昔は週末になると必ず新宿のタワレコか渋谷のHMVに行き、手当たり次第に新譜を視聴し、お気に入りを数枚買って帰るのが日常だった。新譜だけじゃなく、名盤と呼ばれる旧譜を探すのも楽しかったな。自宅まで急いで帰って聴いたもんです。
しかし今はCDやらレコードを買いに行く、なんてことは3ヶ月に一回あるかないか。しかも買わずに帰宅すること多し、、殆どネットで購入するようになってしまった。そもそもApple Musicで聴いてるからね。わざわざ買うのはよほど気に入ったやつか、Apple Musicでは聞けないものだけ。なんとなく寂しい感じはする。
が、Apple Musicなどのサブスクの恩恵はデカい。ボックスセットは高いから買えないな、、と思っても、その音源が全て配信されていたりして、万単位の出費をすることなくレア音源が聴ける。先日のBB&Aなんかはまさにそれ。おかげで良いものが聴けた。
最近まで全く気づかなかったのだが、The Rolling Stones先生のGoats Head Soupのデラックス版ね。3枚組といってもどうせデモ音源だろ、、くらいに思っていたので、一枚の通常盤しか買っていなかった。しかし3枚目は73年のブリュッセル公演のライブ音源だということを先日知った。このライブ音源はヤバい。ストーンズのライブ音源で一番良い、と言われているのがわかる。やっぱりミックテイラー期なのよなぁ、、、。最近の映像を見るとミックテイラー先生は激太りしていてビックリしたが、、
このGoats Head Soup(山羊の頭のスープ)は世間ではあまり評価が芳しくないが、個人的にはかなり好きな部類。前に出たアルバムが名盤ならず者だからそれと比べるのは酷だけど、このあとのIt's Only Rock'n Rollよりは全然良い。さらにあとのロンウッド加入以降と比べると天と地ほどの差がある。
なんで最近ストーンズの話ばかりしているかというと、この時期のストーンズのギターをコピーして楽しんでいるのである。一度もコピーしたことがなかったので新鮮だ。
そんなストーンズだが、今週アルバムが出ますよね。80年代以降、良いアルバムが殆ど出ていないので、期待しない方がいいのだろうが、、前作のカヴァーアルバムだけは良かっただけに、ちょっとだけ期待してしまうのである。先行シングルはまぁ、、、前よりは良いか。もし出来が良いアルバムだったら、久しぶりにレコードでも買いに行こうかと思っている。