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「農産物の直販を考える」講義内容の一部をお伝えします!〜ズバリ、農産物のネット販売「したい?」「したくない?」 〜

2018.09.11 05:28

株式会社マイファームが運営し数多くの新規就農者を輩出している「アグリイノベーション大学校(通称AIC)」。



その受講生の皆様に行なった講義内容の一部をお伝えする本企画。前回の第二部では「ネットでの農産物販売を学ぶべき理由」と題して記事を公開いたしました。

最終編の第三部ではAIC受講生の皆様へ講義中に行なった、ワークショップの内容についてお伝えいたします。

行なったワークの内容はこちら。

今後ご自身の農産物を販売する際、インターネット上で直接お客さんに販売したいと思いますか?というもの。

(事前課題の写真)



事前に課題として記入したものを各自持ち寄ってもらい、4~5名でグループを作りディスカッション、最後に代表者に発表してもらいました。



ディスカッション後、受講生の皆さん約50名に農産物をネット上で「販売したい」・「販売したくない」どちらかに手を挙げていただいたのですが、大体その割合は7:3。多くの方がネットでの販売にチャレンジしたいと回答がありました。



では受講生の皆さんはなぜそのような選択をしたのでしょうか。販売したいという受講生の皆さんからは下記ような意見がでました。



▼販売したい派

・直接お客さんから意見が聞ける
・市場に卸せないものも販売できる
・自身の農園のPRになる
・自身の生産に対しての想いを発信できる
・販路が増える



一方で販売をしたくない受講生は下記のような意見でした。



▼販売したくない派
・梱包発送の手間が面倒になる
・配送事故時の対応が不安
・ネット販売では差別化が難しい
・ネット販売は自分の考えに合わない



また、今回意見としては出ませんでしたが、ネットでの直接販売を行うことで、長期的に買っていただけるファンがつくれ、市場価格に大きく左右されない価格で販売できるということもメリットのひとつになりうるということもお話させていただきました。

どちらかが正しく、どちらかが正しくない、ではありません。



しかし、やはり極力手間をかけずに大きいロットで生産物を販売したいという方にはネットでの直接販売は向かず、一方で自らの生産物を自らの手で直接販売したい、お客さんの声を聞きたいという方にはネットでの直接販売は向いていると言えるでしょう。

ご自身の考え方やそのサービスの使いやすさや特性に合わせ、判断/選択していくことが大切です、とお話しました。



以上、第一部から第三部にわたり、講義内容の一部を紹介させていただきました。

今回参加された受講生の皆さまからは、

"これまで「ネット販売」に対して漠然とした考えしかなかったが、販売の具体例が出てきたのでイメージが湧いた。"

“そうそう、特に「誰が買うのか、どう売るのか。」まずはここを考えることが最初のステップで、そこが重要だと再認識した。”

“生産者に徹したいが、これまで販路が悩みだった。販売労力を小さくする方法を模索していたがポケットマルシェをぜひ活用したい!”



という会話も聞こえてきました。

さらに、講義後のアンケートでは「わかりやすい講義内容だった」という質問に対し、約8割もの受講生の方に最高評価をいただくことができました。このような形で弊社では農産物ネット販売に関するセミナーやワークショップも開催しております。今後も自治体様や新規就農者の皆様、一次産業に関連する皆様にネット販売のノウハウを皆様にお伝えしていく予定です。


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