Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

陽だまりの香り〜心の居場所を探すすべての人へ〜

地震があって②

2018.09.11 12:59





友人が迎えにきた


午後1時頃であっただろうか


ひとしきり荷物をまとめた

水は8リットルほど

16リットルのポリタンクはタイミング悪く

車の中だ。


着替えと余った食材、米、懐中電灯

それに寝袋を2つ持った








外は気温が高かった 

快晴


車にぎゅうぎゅうに詰めた荷物

水が漏れないように気をつけて

足元に水を置いた





北区麻生から40分ほどかかる

羊ヶ丘展望台の近くの


イベント&リトリートハウス森の広場


ここを避難地とした




道中

信号はところどころついていなかった

信号を渡れない人々がいた


友人は

「譲ってやればいいのに」とぼやく




車内はさほど緊迫した空気ではなかったが

車の外はそれに対してやや緊迫した

異様な光景であった






創生川通りをまっすぐ

豊平川を通過し36号線へ

警察がところどころで交通整備をしていた




36号線を車で走ると

警察の格好をしていない人が

交通整備をしていた




昔、警察官でもしていたのか

ラフな格好で交通整備をしてる男2人は

凛々しく、カッコよかった





36号線から札幌ドームを右に曲がり

羊ヶ丘展望台を超えたローソンを左に曲がる



1本目の交差点をさらに左に

突き当たりを右にまっすぐ進む



森林研究センター?のようなものが左にある





そこを越えると川の声が聞こえる

閑静な住宅街。

森の広場に到着した








中にはもう人がいる気配がした

荷物を降ろしに扉を開けると

気を許した仲間たちがそこにいた







あー…よかった




仲間たちの顔を見て

安心がこみ上げてきた





中学生が1人

高校生が2人

僕らを入れて大人が7人

合計10名が集まった



午後2時を過ぎた



森の広場は水道、ガス共に使え

停電のみとなっていた




森の広場では手回し発電式のラジオがあり

ミニオンのようなフォルムのラジオから

地震の情報が随時流れていた




情報が錯誤して

SNSではたくさんの情報が流れていた

中にはデマなものもある


その時の時点では停電は

1週間続くと流れていた





1週間か…




東日本大地震と熊本地震の時と同じ地震構造

2日後に本震が来るから用心しろも

SNSでたくさんの拡散があった





本震がくれば震度7以上




1週間の停電生活と

本震への恐れ

先が見えないことへの不安感





僕は思った




今しか考えない

出来る準備はしよう

あとは今をどれだけ楽しめるか




僕はそんなことを森の広場のソファに座り

仲間たちと会えた安心感と

先の事を考える不安感とで葛藤していた






スティックのカフェオレを飲み

少し甘いものを食べた







そういえば

あれだけ揺れて家具は倒れたのだが

なぜだかコーヒーグッズは全て無事だった


ミルは真っ逆さまに落ちて

お尻を向けていたが割れてなかった


カップアンドソーサーも無事だった



ミル以外はケロッとした様な雰囲気で

いつも通りのポジションをキープしていた

その姿はなにやら勇敢で



安心して

と言わんばかりに僕に訴えてくる




生きててくれてありがとう

僕は心でそういった








子供たちの笑い声が聞こえる


今日から避難所生活が始まる