課題の順序についての話題。
「もう今週末の分の課題まで全部終わってしまって
暇だったので過去問もやってきました。」
小6の一人の生徒がそう言って追加でやってきた
学習内容を見せてくれました。
小学6年の課題は従来より3割減となり、
各校対策のためのそれぞれの追加課題が課され、
どれだけ自分のために学習ができたか?という
ことも試されるようになってきました。
その影響もあり、生徒の課題の遂行が高速化し、
まだ火曜日だというのに全部終わってしまったという
生徒も出てきているのでした。
いろいろ話をしていく中で、
”課題をやる順番”に関する内容で盛り上がりました。
「俺は必ず国語の読解からやる。
次にコンプリーションやって、計算問題集やって、
最後予習シリーズを解く。火曜日の課題はそんな感じ。」
「私はコンプリーションから。次が読解。
で、計算問題集やって、最後が予習シリーズ。」
「私は●●ちゃんと同じで読解からで、
後のやつも同じ!」
人間というのは、不可逆的な時の流れの中に
自分の計画を作り、余暇を生み出そうとします。
そのためには、”いつ”、”何を”、”どんな順で”、”いつまでに”やるという
段取りがとても重要な位置を占めていると知りました。
そして、共通していた内容は、
”簡単なものからやる。”ということでした。
そして、”毎日一定の量をやる”という感覚はなく、
”やると言ったら一気にやる”という感覚です。
セオリーと外れているように思われますが、
計画、というのは、”それ以上をしない”と
決めることと実は結構似ているケースも多く、
結構良し悪しなんです。
事実、一気に仕上げてしまってからの
復習の時間もどこかで取れているようで、
それが定着に結びついているということも
今日の会話の中からわかって来ました。
気付いた時には学習しているという反射神経、
一気に取り組んで、詰められる持久力と忍耐力。
これが、実は最も重要な学習習慣であり、
学ぶ力と言えるのかもしれませんね。