親子で通えるシェアオフィス「こそだてビレッジ」のお披露目会に行ってきた
保育園の合否結果を間近に控えて、毎日そわそわしている。「“仕事”も“子育て”もしたい」親と子のためのシェアオフィスと聞いて、反応しないわけがない。
都内でシェアハウスも運営している竹沢徳剛さんとレイチェル・ファーガソンさんご夫妻がはじめた「こそだてビレッジ」。みんなで助け合いながら仕事と子育てができるようなコミュニティ作りを目指しているのだとか。こどもみらい探求社の代表であり保育士でもある、小竹めぐみさんと小笠原舞さんがプロデュースをしている。
仕事スペース。テーブルの向こうに見える小部屋の中で、授乳やお昼寝もできる。
日当りがよく、気持ちのいい空間。キッズルームには、保育士のスタッフが厳選したおもちゃ(主に0〜2歳向けのもの)や絵本が置かれている。むすめはお日さまをたくさん浴びながら、わたしを探すこともなく保育士のひかりさんとの遊びに熱中していた。
大塚駅から徒歩約2分という好立地。反射してしまって見えにくいけど、窓からは都電荒川線が見える。電車好きなむすめのお友だちに見せてあげたい。
中に入って驚いたのは、部屋が明るいということ。日当りのよさもあるけれど、それぞれのスペースがガラス窓で区切られていて見通しがいいからだろう。部屋の作りや置かれている家具など、シンプルだけど温かみのあるものたちが揃っている。
小竹さんによると、「おしゃれな空間を大事にしています」とのこと。親子向けとなると子どもに寄ったデザインになりがちだけど、気持ちのいい空間は大人も子どももそう変わらないのだとか。確かに、わたしはここで子どもの気配を感じながら仕事をしている姿を想像するだけで気持ちが高ぶってくるし、連れてきたむすめ(2歳4ヶ月)は、わたしを探すこともせずにキッズルームで遊びに熱中している。
キッズルームとオフィススペースは区切られてはいるものの、声は聞こえるしガラス越しに中の様子をのぞいたりもできる。ほどよい距離感が心地いい。「子育てをしながら仕事をする」というスタイルのため基本は自己責任だけど、常に保育士の方が見守っていてくれているという安心感もある。狭い家の中で、仕事が思うように進まないイライラと闘いながら過ごすよりも、お互いにとってずっといいのではないだろうか。「もっと遊んでいたい」となかなか帰ろうとしないむすめを見て、こういう選択肢もあるのかもと思ったのだった。
主に食事の場として使うことができる座敷スペース。奥に見えるのはキッチンで、簡単な料理をすることもできる。「落ち着いたら、みそ汁のような温かい物を作ってみなさんと一緒に食べられるといいなと思っています」(小竹さん)とのこと。座敷からは仕事スペースとキッズルームを見渡せる。
※利用料金など詳しくはサイトを見てください