Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

伝えたい先進医療がある。 ソーシャルイノベーター 前進夢の特設サイト

子宮筋腫の手術

2018.09.12 08:24

著書「女性のためのメディカルブック」から


子宮筋腫の治療法


Q・・・月経が止まらないために受診したら、子宮筋腫と診断され、手術が必要と言われました。


他に症状はありませんが手術が必要でしょうか。


麻酔はどうするのですか。


A・・・質問では子宮筋腫の大きさが不明ですので、一般的な説明を行います。


手術の決定には子宮筋腫の大きさが決め手となります。


手術が必要なのは、症状の有無にかかわらず赤ちゃんの頭より大きいものです。


しかし、握りこぶし大のものでも、月経血が多く、貧血が認められるものとか、月経障害が強いものも手術が必要です。


急速に発育増大するものも子宮筋腫ではなく、子宮肉腫という悪性腫瘍を考えねばなりませんから手術が必要となります。


握りこぶし以下の筋腫で症状の全くないものでは、3〜6ヶ月ごとの検診で経過を見ていけば良いと思います。


握りこぶし以下のものでも月経血が多く、月経障害を伴う例では、止血剤、鎮痛剤、男性ホルモンなど使用して経過を見ます。


ただし、これらの治療が無効の場合や、急速に症状が悪化する場合は手術療法を受ける必要があります。


子宮筋腫の手術は普通は普通は膣式(膣から行う方法)か、または腹式(お腹を切って行う)によって子宮全摘出を行いますが、未婚者や、これから子供を産みたい人は子宮筋腫のみを摘出する子宮筋腫核手術を受けるのが良いでしょう。


麻酔は術前検査と既往歴を参考にして決めますが、全身麻酔か腰椎麻酔、硬膜外麻酔で行うのが普通です。


いずれにしても充分に医師より説明を受けて納得の上で治療をお受けになることが大切です。