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砕け散ったプライドを拾い集めて

We Are The World

2018.09.12 10:38


「ウィ・アー・ザ・ワールド」は、1985年にアメリカで発売された歌で、著名なアーティストが「USAフォー・アフリカ」として集結して完成させた。
ハリー・ベラフォンテの構想をもとに、イギリスで活躍するミュージシャン、ボブ・ゲルドフが提唱した「バンド・エイド」の成功に触発されてアフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で作られたキャンペーンソングである。
作詞・作曲はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが共作で行い、プロデュースはクインシー・ジョーンズが担当した。 1985年当時、アメリカ国内だけでシングル400万枚、アルバム300万枚を売り上げた。最終的にはアメリカだけで750万枚のシングル(7インチと12インチ版が用意された)が売れ、シングルとアルバム、ビデオの合計で6300万ドル(邦貨:7億円)の収入となり、すべては寄付された。ビルボード(Billboard)誌では、1985年4月13日より4週連続で1位を獲得。1985年ビルボード誌年間ランキングでは、第20位。

とにかく、この”We are the world”で多くのアーチストがコラボして、世界って悪くないって思えたよね。みんなで世界をポジティブに見ていた時期だったと思う。
人種とか肌の色に関係なく〝世界市民〟として人を信じて人と肩を組み人を助けようねってナチュラルに考えていた気がする。

でも、それからも貧困も飢餓も根絶されず、迫害や戦争は間断なく起き続けていた。人間はいつまでも愚鈍で賢明さがない。
そして、2001年の9月11日アメリカで起こった同時多発テロ。「文明の衝突」と評論家は洞察した。
「文明」がまだ未熟だから、衝突が起きるのか、「文明」成熟するともっと大きな衝突が起きるのか、そう遠くない先にアンサーは出てくる。