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おりょう OwndBar

KL 昼下がり

2023.10.20 07:20

どこからともなく オープンキッチンの肉骨茶の八角の匂いが立ち込めてくる。


プールサイド 今日の雨は激しくはないが、しとしとまた始まった。水面には雨の雫で細かな円が次々とざわめいている。


そそり立つホテル群の一角

けたたましくバイクと車のホーンが響いている。ここにいると多分道に佇む時よりもビルで響き合って賑やかだ。


ここに来て 午後歩き疲れるとここに来る。

チェアに身体を投げ出して、本を読んでいると白い襟の立つりんとした制服のフロアサービスがライムの香りがほのかな水とりんごとオレンジをカットして真っ白なボーンチャイナに並べて届けてくれる。

もう 強い酒も食事も辟易する1週間

このフルーツが何よりのご馳走だ。


誰にも気兼ねなく頭を空っぽにしてここでこうするのも最終日。明日には喧騒の毎日へ

本当の喧騒へ戻るのだ。

この後1年以上はこんな日も送れそうにはないか。

シーズンオフなのか?円安の影響か?街でほとんど日本人に会わず、いてもいつも何かしようと忙しい。

プールサイドにこうして数時間ぼんやりしている人は少なく バスローブに包まれて私の目の前にズカズカ来ては、プールを撮影しスパへと消えていった。

なんという遊び下手な人達だろう。


もう一つ今回の旅のテーマだったスィーツには出会うことができなかった。

ググっても辿り着けないところもあって。


まあそれも旅の楽しさではある。


ここクアラルンプールは、どこもかしこも工事中で。信号が偏っていたり、歩道がなかったり。どこか懐かしい アメリカンハウス×中華風装飾の古い一軒家も工事中のビルの合間にあって。もう誰も住んでなさそうなのは、ここもビルに変わるのか?

壊れた窓枠から覗く洗濯物に生活を感じたり。下町と都会がサンドイッチのようになっているようだ。これがこれからのここなのだろう。25年以上前に訪ねた上海もそんな風景があった。

こうして猥雑な風景は消えて どの街も小綺麗に、およそ似通ってしまうのだろう。

韓流TVドラマの青春物のように、すかしてめかし込んだドレスの女子がハイティを頂いている ように。

そしてやがてはNYやトーキョーのようにこなれて行くことだろう。その街なりに。


さあて

あすこなれたトーキョーへと戻る。