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みねらるのひとりごと

分からないのがいい

2018.09.12 14:38

私が大学に入って2番目にできた友達が今回の主人公です。


彼女は性格がかなり自分と似ていて、一緒にいると心地がよくて楽しいのですが、付き合いが長くなるにつれて、「あっ、これは自分とは違う考え方で素晴らしいな」と思ったことがありました。


それはある日一緒に本屋に行った時。

お互いに好きな作家とその著作を指さしながらあーだこーだ言っていたのですが、彼女が 「わたし恩田陸好きだよ」 と言いました。私も数冊彼の本を読んだことがあるのですが、少しもやもやした霧に包まれたような印象を受けて、好きな部類には入っていませんでした。そこで、「恩田陸のどこが好きなの?」 と聞くと彼女は、「自分には理解できなくてよく分からないところが好き」 と言いました。


これは自分にとって衝撃で、なぜならそれは自分は理解して咀嚼できるものが好きということに気づいたからです。つまり、自分は理解できないものを無意識に遠ざけて、理解出来そうなものを理解しようとしていたということです。


それは成長がなく、言うなればただ足踏みをしてるだけの状態。あー自分ダメだなぁと思いました。


また、彼女は米津玄師の曲も好きだそうで、その理由はまたしても「音程がよく分からない変な感じだから」 でした。


それ以来分かんないこともいいなって思えるようになりました。分からないことに対して魅力を感じることが出来る彼女が羨ましくてパクりました。だって世の中の大半のことが分からないことなんだから、それに魅力を感じることができたらきっともっと楽しいはずだ。


おしまい