リディック
リディック
The Chronicles of Riddick
2004年7月7日 ヤクルトホールにて(試写会) 2004年アメリカ:118分:監督 デヴィット・トゥーヒー
まず、原題に注目。クロニクル・・・年代記なんですね。だからこの映画はあくまで序章にすぎないのですが、それにしてものっけから凄い特撮映像ですねぇ。地球でない宇宙を舞台にした話なので何気なくバックに映っている星雲の美しさっていうのが気に入りました。
しかし映像はずっとダークな映像が続きますので目が疲れるということはないですね。フルにCG、特撮使いまくる映画というのは私なんか観ていて目が疲れてくるのですが、そんなことはなかったです。
登場人物などの衣装もちょっと時代劇風でハイテクノロジー駆使しているという感じはありません。
主役、リディックのヴィン・ディーゼル、プロデューサーも兼ねてますから、とにかくマッチョなヴィンちゃん、バリバリアクションですね。
頭使っているのか、本能で動いているのかよくわからないところが、実にヴィンちゃんらしい。
妖精のような宇宙人に、若い綺麗な女優さんでなく、あの、ジュディ・ディンチをもってきたところなんかはいいですね。
出番が少なくて、これからどんどん話の核になるような、そんな予感。
ヴィンちゃんはマッチョな体に頭の形のいい、スキンヘッド、つぶらな鳩のような黒い瞳、が特徴ですが、今回ちょっと瞳がね、白くなってます。若い女優さんも出ていますが、安直にラブ・シーンにならない兄妹みたいな関係というのは、ラブ・シーンが似合わない人NO.1のヴィンちゃんわかってますね。
戦士たちの甲冑なども時代劇風で、武器も刀で肉弾戦、だったりしますが、人物整理があまりはっきりしていないので誰が誰と戦っているのか、アクション凝っているけれども見せ方、はジャッキーの映画のほうが観やすいというのがタイミング的にありました。なんとも重い戦いの連続なのですね。
お金使うにしてもこのくらい重厚な美学もっているのはよかったですが、途中眠気が・・・という所もあったことを白状します。