二足直立歩行で得たもの、失くしたもの
森本治療院
鍼・TCH鍼・手技療法・美顔ハリ・美顔整体・小児ハリ
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人類は二足直立歩行で多くを得ました。
脳は大きくなり
高度なバランス感覚も獲得する事ができました。
ところが
生き物の中で唯一寿命を全うしていないのは
人間だとも言われています。
高度に発達した脳を持ちながら
なぜ生きられないのか?
「生きる上で障害となるのは?」
「何が必要で何が必要ないか?」
を考え続けていると
ふと
「立つ」事での弊害は何だろうか?にたどり着きました。
それで考えたのが
重力に対して垂直に体、重い頭を一番高い位置で維持する事で
起こるのではないか?でした。
四足歩行の動物の場合
脊髄は地面と平行に走行していますが
人の場合
直立に「立つ」ため
背骨の湾曲でバランスを取る仕組みのなっています。
そのため「可動性が高くバランスを取る部位」と
「安定を優先する部位」との関係はとても重要になります。
高度な脳とバランス感覚を得たと書きましたが
このバランス感覚が発達したため直立二足歩行ができます。
ところがバランス感覚がすぐれているための
少し重心のセンターから離れても難なくバランスを取ることができます。
また上手に休息を取る事で
リセットできるのですが休息が上手に取れていないと
時間経過とともに重心のセンターからはずれだし
それをリカバリーをし続けるため
重心のセンターに戻れなくなります。
体の偏りは内臓の偏りとなり
血流や体液の代謝障害を起こします。
こうなると
偏る部位によって病気が発症するのも想像がつくと思います。
病気でなくとも
腰痛
肩こり
膝痛
頭痛
めまい
肘痛
腱鞘炎
足底筋膜炎
肉離れ
眼精疲労
顎関節症
数えればきりがないほどの怪我や関節炎等も
重心がセンターから離れたのをリカバリー結果起こったと言えます。
私が「立つ」という動作にこだわるかがここにあります。