想ふ種【料理研究家 渡辺貴子】
エントリーNo.9料理研究家 渡辺貴子さん
8月29日に福岡県久留米市にある料理研究家の渡辺さんに取材させていただきました。
今回エントリーされた商品は「想ふ種」というグラノーラです。
この「想ふ種」は生産者が手間ひまをかけて作ったものにはそれだけの価値があること、そしてこのグラノーラを通じて地元の食材を知って繋がりを広げて欲しいという「想い」が込められ、形にした商品です。「想ふ種」はオートミールや季節の果物、野菜をドライして、それらにブレンドしたハチミツとシナモンで味付けがされています。原材料は渡辺さんがこだわり選び抜いたものを使用していますが、すべて国産とはいかず、ナッツやハチミツなどはルートがわかる海外産のものを久留米の専門会社から仕入れています。国産のものはほとんどが筑後川流域で採れたもので、これらの恵みや生産者との出会いから着想を得て、このグラノーラを作ったそうです。
今回の取材では、残念ながらアトリエは工事中とのことで商品を作っているところは見学できませんでしたが、渡辺さんの「想ふ種」にかけるこだわりを聞かせていただいたり、実際に商品を食べさせてもらったりしました。穀物のザクザクとした食感やハチミツの甘さとシナモンの風味がよく感じられてとてもおいしかったです。もちろんそのままでもおいしかったのですが、サラダやヨーグルトなどとも相性が良いらしく、朝食やおやつにも最適です。グラノーラはカラダに良く栄養も豊富で、パッケージもシンプルでありながらとてもオシャレだったので女性にとても人気がでそうだなと思いました。渡辺さんや生産者の「想い」が込められた「想ふ種」がより多くの人に知ってもらうと共に、ブランド認定されるようにPR活動を頑張っていきたいと思います。
渡辺さんはグラノーラだけでなく、ほかにもジャムやクッキーなど様々な商品を作られたり、ごはんの種をまく日々という活動で料理教室を開いたりしています。この料理教室では人と人との繋がりをテーマにふれあいの場を提供していて、僕も実際に料理教室に参加しました。僕が参加したのは渡辺さんが講師として呼ばれた別の料理教室で、その時作ったものは水餃子でした。水餃子は皮を綺麗に作るのがとても難しく、料理があまり得意ではなかったので他の人よりも作るのが遅れてしまったのですが、ほかの参加者の方がアドバイスをしてくださったり、補助をしてくださったりして無事に水餃子を作ることができました。僕が作ったものは渡辺さんがお手本で作ったものと比べて形がとても悪かったですが、味はとてもおいしかったです。参加者の方たちはほとんどが女性でおそらく20代は僕だけだったのでとても緊張しましたが、調理が始まると気さくに話しかけてきてくださったり、自分は何をすればいいんだろうとあたふたしていた僕に指示を出してもらったりと、積極的に歩み寄ってきてもらい楽しく調理することができました。今回料理教室に参加してみて、渡辺さんが大事にしている人と人との繋がりを実際に体感でき、ぜひ皆さんにも参加してもらってこの繋がりを広げて欲しいなと思いました。