『世の中に失敗はありえない!過ぎたことを失敗と捉えるのは感情の問題』 (脳機能コラム)
今まであなた自身の最良を選んできたからこそ、今があるんですよね。
もし後悔していることがあれば、いま目を閉じて思い出してみてください。
さて、今になって失敗だったなどと考え、拘っているのは感情の問題だと知っていますか?
後悔先に立たず、と言う言葉がありますが、後悔と言うのは、自分がした行為を失敗だったと思うことなんです。
でも、一度よく考えてみてください。
世の中に失敗なんかあり得ません。
例えば、買い物の時に「あー、失敗した!こっちのお店で買っておけばポイントがついたのに」などはよくあると思います。
でもそれは失敗ではありません。
さらに「あの時、この人と結婚していなければ、もっといい人と出会って幸せだったかもしれないのに」と言う人もいるでしょう。もちろん、これも失敗ではありません。
なぜ失敗でないのかと言えば、
今の立場であの時のことを考えているからです。
それは、こんなことになるならあのときの選択は失敗だった、という考え方で後出しジャンケンと一緒。過去が現在に勝てるわけがないのにです。
では、なぜ人は誤解してしまうのか?
その理由はIQが下がっているからです。
少しオブラートに包んだ言い方ですが・・・
しかも多くの人がそのことに気づいていません。それが問題なのです。
例えば奥様と結婚する時、あるいはその店でその商品を買うとき、まがりなりにも最良だと思えたから、選んだのではないですか。
「いやいや、妻の場合は正直、いろいろ打算もあったんだ」と言う人も中にはいるでしょうが(笑) 打算も含めてそれを選んだはずです。
はっきり言って、最良を選んだら、どんな結果になっても最良の結果しかありませんよ。
なぜなら、もしも別の選択を選んだとしても良い結果が出るとは限らないからです。
たまたま選んだ方が自分の気に入る結果にならなかった。だから、この選択は失敗だと思っているのは違うのです。
「理屈の話じゃないの。気持ちの話をしてるのよ」と思った方も多いでしょう。
でも、だからこそ、間違うのです。
選択するときは、損か得かで考えたりしたはずなのに、結果はなぜか感情の話にしてしまう、そして「失敗した」と嘆くのです。
理屈で考えれば失敗など、この世にはありません、もし別の道を選んでいれば…は仮説の話でただの妄想です。
お店の商品やサービスに後になって文句を言う人、奥様や旦那様に向かって「こんな筈じゃなかった」などと言ってしまう人は過去ではなく今を見てください。
変えられないことなどもうどうでもいいのです。しかもあの時は最良の選択をしたし、これが最良の結果です。
結局失敗にこだわるのは結果が気に入らないと言う感情の話です。
「ではあの時に戻って選び直してください」と言われても、結局もう一方に対しても文句を言うのが感情なのです。
そして感情とは脳が作り出したもので、それは自分の力でいくらでも変えてしまえるのです。
なので、過去の自分が決めた今の結果が気に入らないと言う方は、もう自分が気に入るように好きなように変えてしまってください。
もしものほうの結果を悪くして今を肯定するのが1番簡単なやり方です。
そんなことでいいのかと思うかもしれませんが、それでいいのです。
あっちの店で買っていたらきっと腐ってた、もしも別の人と結婚していたらもっと不幸だった。
だから今は結局私の選んだ通り最良な結果でベストなんだと。
結果なんて、自分の頭の中でいくらでも変えてしまっていいんです。
失敗したと思っていたけど、実はそれなりに成功してた、もしくは最悪を回避していた。
そう考えるだけです。
これを覚えると人生、かなり楽になりますよ。