■■ JH2A NEWS PICK-UP Vol.29 ■■ 2023/10/10
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① 【政策/国内】経済産業省、NEDO 東京GXウィークの一環として第6回水素閣僚会議を開催
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経済産業省は9月25日、脱炭素化を実現する解決策のひとつとして期待される水素の利用拡大に向けた国際協力を推進するため、 第6回水素閣僚会議を開催し、2030年までに1億5000万トンの水素需要を生み出すという目標を各国と共有したと報告した。 1億5000万トンのうち再生可能・低炭素水素需要量を9,000万トンとし、おおよそ発電が40%、製鉄や化学を始めとする産業部門が 38%、輸送で20%、その他の分野とした。
https://www.meti.go.jp/press/2023/09/20230925002/20230925002.html
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② 【グリーン水素/国内】高砂熱学 「温水利用モデル」が東京都「グリーン水素製造・利用の実機実装等支援事業」モデルプラン採択
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高砂熱学工業株式会社は、グリーン水素を活用した「温水利用モデル」が、東京都が実施する「令和5年度グリーン水素製造・利用の 実機実装等支援事業」のモデルプランの一つに採択された。本モデルは、再エネ由来電力を活用し、水素製造装置(水電解装置)・ 水素タンク・水素を燃料とする温水発生機など、グリーン水素の製造から利用までに必要な機器で構成されるシステム。主要機器である 水電解装置・水素タンク・温水発生器は、設置面積が50㎡以下であることから、既存機械室のようなスペースが限られるエリアでの 設置が可能。広いエリアが確保しにくい都内においても、グリーン水素の活用を実現する。 (9/25 プレスリリースより)
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③ 【水電解装置/国内】東芝エネルギーシステムズ フルヤ金属とイリジウムの安定供給網構築に関する事業提携検討の覚書を締結
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東芝エネルギーシステムズは、株式会社フルヤ金属と、PEM型水電解装置の中核部材として使用されるイリジウムの安定的な供給網 の構築に向けた事業提携を検討することについて覚書を締結した。これにより、世界的に希少なイリジウムのサプライチェーンを強固な ものとし、東芝グループが技術開発したイリジウムを用いる膜電極接合体(MEA)製造の事業を強化していく。MEAは、PEM水電解装置 の中核部材であり、その触媒には希少金属であるイリジウムが使用されているが、PEM水電解装置のさらなる普及のためには、 世界的に生産量が限られているイリジウムの使用量の削減が期待されている。 (10/5 プレスリリースより)
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④ 【水素製造装置/国内】大阪ガス 水素製造装置をリニューアル コストダウンとコンパクト化を実現した「HYSERVE-300X」を販売開始
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大阪ガスは、水素製造装置「HYSERVEシリーズ」の中で最大製造能力を有する「HYSERVE-300」を改良し、コストダウンとコンパクト化 を実現したリニューアルモデル「HYSERVE-300X」を新たに開発した。大阪ガスリキッドは、「HYSERVE-300X」の製造、販売、工場などの お客さま先への設置や製造した水素供給を行う。 「HYSERVE-300」は、都市ガスやプロパンなどから高純度の水素を300Nm3/h製造 する装置で、原料から水素を生み出す改質効率は世界最高レベル。「HYSERVEシリーズ」は、2003年の「HYSERVE-30」の販売開始以降、 製造能力が異なる4種類の装置を展開している。また、下水・生ごみなどから発生するバイオ燃料の一種であるバイオガスや、回収した CO2をリサイクルしてつくるe-methaneを原料とすることも可能。 (9/27 プレスリリースより)
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⑤ 【ガスタービン/国内】川崎重工業 水素混焼DLE燃焼器を搭載した8MW級ガスタービンコージェネレーションシステムを受注
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川崎重工業は、イビデンエンジニアリングと共同で、JFEエンジニアリングからDLE燃焼器を搭載したガスタービンコージェネレーション 設備「PUC80D」1基を受注した。同製品は水素を体積比30%まで任意の割合で天然ガスと混焼し、安定した低NOx運用を実現する。 今回受注した「PUC80D」は、JFEエンジニアリングが日清オイリオグループ向けに行うエネルギーサービス事業用として横浜磯子事業場 に設置され、2025年4月の運用開始を予定。また、2027年以降に水素供給網の整備状況を踏まえつつ、水素を燃料として活用すること を目指す。同社のDLE燃焼器を搭載した天然ガス焚きガスタービンは、全ての機種でガスタービン本体を改造することなく水素混焼に 対応が可能。既存システムの機器を流用しながら、水素圧縮機と燃料混合システムなどを追加するだけで水素と天然ガスを混焼できる ため、実績あるガスタービンの信頼性を継承したまま水素エネルギーを活用することができる。 (9/26 プレスリリースより)
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⑥ 【発電/国内】東北電力 新潟火力発電所5号系列における水素混焼実証の開始
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東北電力は、新潟火力発電所5号系列(新潟県新潟市、10.9万kW)で水素混焼実証を本年10月より開始し、事業用ガスコンバインド サイクル火力発電所としては国内初となる水素混焼試験を実施する。東北電力グループは、2021年3月に“カーボンニュートラル チャレンジ2050”を策定し、カーボンニュートラルに向けた取り組みを進めている。その一環で「火力の脱炭素化」に向け、新潟火力 発電所5号系列で、水素/アンモニア混焼の実証を進めることとしていた。その後、実機での実証に向けた検討を行った結果、水素の 混焼実証について早期の着手可能であると判断したことから、当初予定(2024年度の実証開始)を前倒し、本年10月より開始するもの。 (9/26 プレスリリースより)
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⑦ 【FC発電/国内】ミライト・ワン 水素燃料電池発電所を福島県南相馬市において運用開始
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ミライト・ワンは、22年7月から福島県とトヨタ自動車による「水素を活用した未来のまちづくり」に参画し、定置式FC発電機を設置した 水素燃料電池発電所の構築を進めてきた。同設備が完成し、9/27より定置式FC発電機と太陽光発電、蓄電池による、オフィス・店舗の CO2削減、BCP対策を目指した実証設備の稼働開始した。今回実証で、水素をBCP対策に活用することで、太陽光発電の余剰電力を 最大限に蓄えるよう蓄電池のパフォーマンスを引き出す。また、通常時の水素利用も進め、季節性の冷暖房需要で電力使用量がピークに なった際に、電力の負荷追従に強い50kW定置式FC発電機による発電と、今回開発した水素燃料電池制御管理システムによる制御で、 素早く電力のピークカットに対応する。本設備では、NEDOの福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で製造された水素を一部活用し、 太陽光発電とクリーンな水素で、CO2削減、エネルギーの地産地消を推進する。 (9/27 プレスリリースより)
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⑧ 【FC商用車/国内】日本通運 水素燃料電池トラックを初導入
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NIPPON EXPRESSホールディングスのグループ会社、日本通運は、気候変動への取り組みの一環として、走行中のCO2排出ゼロを 実現する水素燃料電池トラック(FCEV)を初めて導入した。日本通運は、2022年7月よりNEDO「GI基金事業/スマートモビリティ社会 の構築」にCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT)を幹事企業とするコンソーシアムの一員として参画している。今回導入 したFCEVは、最初に関東甲信越ブロックFBU(航空)に6台導入、2023年末までに合計20台の導入を予定している。今後、配送業務 などに活用することで、地球環境の保全と事業成長の両面に貢献することを目指している。 (10/3 プレスリリースより)
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⑨ 【FC建機/国内】コベルコ建機 水素を駆動源とした燃料電池式電動ショベル試作機での稼働評価
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コベルコ建機は、燃料電池式電動ショベルの試作機を開発し、水素を駆動源とした稼働評価を開始した。一連のカーボンニュートラル に向けた製品開発の中で、水素を駆動源とした燃料電池式電動ショベルの実用化に向けた取り組みを2021年から進めてきており、 2023年3月に試作機を完成した。本試作機は、中型油圧ショベルに電気駆動システムを搭載し、その電力源としてトヨタ自動車の 燃料電池ユニットと水素タンクを採用している。今回、試作機の評価を通じてショベルで求められる基本動作が水素を駆動源として 実現できることを確認した。 (9/27 プレスリリースより)
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⑩ 【水素St/国内】三菱重工業、岩谷産業 移動できるポンプ方式の車載型水素ステーションを共同開発
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三菱重工業は、岩谷産業と、トラックの荷台に積載して移動できるポンプ方式の車載型水素ステーションを共同開発する。三菱重工の 新開発の超高圧液体水素昇圧ポンプを搭載することで機器構成を最適化し、既存の車載型より水素の充填能力を大幅に高める。 港湾や建設現場など定置型水素ステーションを整備しづらい場所で、燃料電池(FC)を搭載した次世代の港湾用クレーン、油圧ショベル などに水素を充填する用途を見込む。数年以内の市場投入を目指す。 (一般報道より)
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⑪ 【水素タンク/国内】豊田合成 LEXUSの環境配慮型オフロード車に高圧水素タンク等が採用
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豊田合成の高圧水素タンクと樹脂リサイクル技術が、Lexus Internationalが開始するLEXUS初の水素エンジンを搭載したROVの お客様向け体験プログラムに使用されるクルマに採用された。LEXUS ROVは、水素エンジンを採用することで、高い環境性能とリアルな エンジンの鼓動を感じ取れる走りの楽しさを両立。燃料である「水素の貯蔵」には、豊田合成の高圧水素タンクを搭載。水素を密閉する 高気密性と効率的に貯蔵する高耐圧性を備える。また、廃車部品を車に再利用する「水平リサイクル」の実現に向け、外装の樹脂部品 には廃車のバンパーの再生材を使用している。 (9/20 プレスリリースより)
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⑫ 【アンモニアエンジン/国内】ダイヤモンドエレクトリックHD 車、機械メーカーと協業しアンモニアエンジン実証
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ダイヤモンドエレクトリックHDはアンモニアエンジンの実証で自動車・機械メーカーと協業をする。アンモニア用点火コイルの試作機を 供給し、2024年度に実証実験を始める。主に電動車や建設機械・農業機械を駆動する発電エンジンとして想定する。ダイヤモンド エレクトリックHDは自動車や建機・農機などのメーカーと秘密保持契約を結び、2024年3月にアンモニアエンジン用点火コイルの 試作と供給を目指している。試作段階のアンモニアエンジンを用いて、住環境への影響がない場所でメーカーと実証実験する。 アンモニアエンジンの実用化では発電機として電動車や建機・農機に搭載し、電気で駆動する用途を中心に想定する。 (一般報道より)
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⑬ 【液水ポンプ/国内】日機装 水素航空機向け液化水素ポンプの実液試験に成功
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日機装株式会社は、水素航空機向け液化水素ポンプの実液試験に成功した。モータ一体型ポンプが液化水素(-253℃)により 満たされた極低温の状態(浸漬状態)で、小型電動モータによる高速回転を実現し、液化水素を送り出すことに成功したのは世界初。 日機装は水素航空機の研究開発を進める川崎重工業株式会社から、液化水素ポンプ開発の委託を受けており、2025 年度に納入する ことを目指している。 (10/4 プレスリリースより)
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⑭ 【熱利用/国内】UCC 富士工場に水素を熱源とする大型焙煎機導入決定
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UCC上島珈琲(UCC)は、水素を熱源とする大型焙煎機をレギュラーコーヒー製造の主力工場「UCC富士工場」に導入する事を決定した。 運転開始は25年4月を予定している。UCCグループは、UCCサステナビリティ指針を制定し、『2040年までにカーボンニュートラルの 実現』に向けた取り組みのひとつとして、水素を熱源とするコーヒー焙煎の実現に挑戦している。コーヒーの焙煎プロセスの熱源には 一般的に天然ガスが使用されているが、UCCは燃焼時にCO2を排出しない水素を熱源とする焙煎機及び、水素バーナーの開発・実装 を進めている。これはNEDO助成事業の採択を受け、官民一体となって取り組んでいる事業。 (9/25 プレスリリースより)
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⑮ 【金融/国内】三菱UFJフィナンシャル・グループ トランジション白書2023を発行
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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と連結子会社の三菱UFJ銀行は、MUFGトランジション白書2023(白書2.0)を作成・公表した。 昨年公表したMUFGトランジション白書2022(白書1.0)では、主にトランジションの推進における地域特性と、エネルギー・産業間の 相互連関性を訴求した。白書2.0は、白書1.0の発刊後にさまざまなステークホルダーとの対話を通じて頂いた意見や、足元の国際情勢 を踏まえ、グローバル社会から見た日本のトランジション計画の透明性を高める観点で作成した。MUFGは白書2.0を用いて日本の トランジションの方向性に対する国際的な理解を高め、お客さまのトランジション支援により一層貢献していく。 (9/22 プレスリリースより)
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⑯ 【政策/海外】イギリスとドイツ 水素産業発展に向けて協定に署名
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英国政府は、ドイツと国際的な水素産業の開発促進に向け協力することで合意したと発表し、共同宣言に署名した。共同で水素貿易を 支援し、水素利用の拡大に取り組むことにより、水素のコスト削減と普及を促進し、両国のエネルギー安全保障と炭素排出量削減に 寄与することが目的。共同宣言における協力の5つの柱は、①産業界・消費者向けの水素PJの展開加速、②水素市場における 国際的なリーダーシップ確立と貿易を支援する安全基準・規制の設定、③製造から利用までの水素に関する研究開発とイノベーション、 ④水素および関連商品、技術、サービスの貿易の促進、⑤政府と業界による計画と投資をサポートするための共同市場分析。
https://www.gov.uk/government/news/uk-and-germany-partner-to-further-advance-hydrogen-developments
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⑰ 【政策/海外】豪州 「大規模水素輸出」施設を進めるために1億豪ドルを提供
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オーストラリアの州政府と連邦政府は、南オーストラリア州ポートボニーソンにある同国「初の大規模水素輸出」施設となる施設の開発 に1億豪ドル(約6,400万米ドル)を投入した。 この資金はポート・ボニーソンのインフラ開発に使用される。産業界は、ラストワンマイルのパイプライン、保管庫、アクセス道路など、 港の共通ユーザーインフラの開発にすでに4,000万豪ドルを投入している。南オーストラリア州政府は、近代化されたポート・ボニーソン が州内の最大 200 億ドル相当の再生可能エネルギープロジェクトの実現に役立つと期待している。 (一般報道より)
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⑱ 【サプライチェーン/海外】日本水素エネルギーと邦船3社 国際液化水素サプライチェーンの構築に向けJSE Oceanに資本参加
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日本水素エネルギーと、川崎汽船・商船三井・日本郵船(邦船3社)は、邦船3社が日本水素エネルギーの子会社であるJSE Oceanへ 第三者割当増資にて資本参加し協業することに合意した。JSE Oceanは、日本水素エネルギーの子会社として、液化水素運搬船による 液化水素の海上輸送事業検討を目的として2023年1月に設立。今般の第三者割当増資の実施により、日本水素エネルギーと邦船3社は、 JSE Oceanを通じて商用規模の国際水素サプライチェーンにおける液化水素の海上輸送確立を目指す。具体的には、2024年までに 世界初の大型液化水素運搬船における安全で効率的な運航、将来性のある海上輸送事業スキームの検討を共同で実施していく。 また、液化水素運搬船は水素を推進燃料とする予定であり、運航時に排出されるCO2を大幅に削減する。 (9/26 プレスリリースより)
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⑲ 【グリーン水素/海外】商船三井 EDF Reneablesと洋上風力発電およびグリーン水素事業の協業の覚書を締結
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株式会社商船三井とEDF Renewablesは洋上風力発電およびグリーン水素関連事業における協業を促進するための覚書を締結した。 EDF Renewablesは、洋上風力発電事業における10年以上の経験を有し、特に浮体式の技術開発に強みを持つ、世界20か国以上 でエネルギー事業を展開するグローバル企業。本覚書の締結を通して両社はそれぞれの知見を合わせて、国内外で洋上風力発電 およびグリーン水素関連事業での取り組みを進め、ネットゼロ・エミッション社会の実現に貢献を進める。 (10/4 プレスリリースより)
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⑳ 【ブルー水素・アンモニア/海外】INPEX、エア・リキード他 ヒューストン港における大規模低炭素アンモニア事業の共同開発
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株式会社INPEX、エア・リキード、LSB Industries社及びVopak Moda Houston社は、共同で米国テキサス州ヒューストン港にVMH社が 保有する既存アンモニアターミナルを活用した低炭素アンモニア事業の概念設計(pre-FEED)を開始することに合意した。4社は、天然 ガスを原料として低炭素化水素を製造し、2027年末までに年間110万トン以上の低炭素アンモニアの商業生産を目指して開発を進める 予定。4社は、各社の知見・技術を持ち合わせて本事業に取り組み、将来的な設備の拡張も検討していく。 (10/3 プレスリリースより)
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㉑ 【SAF/海外】出光興産とペトロナス 持続可能な航空燃料のサプライチェーン構築に関する共同検討を開始
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ペトロナスと出光興産株式会社は、低炭素エネルギーソリューション提供への重要な一歩として、持続可能な航空燃料SAFのサプライ
チェーン構築・強化に向けた共同検討に関する MOU を締結した。本 MOU の下で、ペトロナスと出光興産は、SAF の安定的かつ効率的
なサプライチェーンを構築するために、バイオ原料より大規模な確保、生産コスト分析、安全・安定性などの実現可能性調査を行う。
また、その一環としてポンガミア やジャトロファ2 など、非食用油原料の供給可能性調査を行う。
(10/5 プレスリリースより)